名張市のポスティング|人口5.7%減でも世帯数はほぼ横ばい

名張市のポスティング|人口5.7%減でも世帯数はほぼ横ばい

三重県名張市でチラシのポスティングを検討するとき、最初に決めるのは配布する部数です。名張市の人口は減り続けており、2025年10月1日時点で72,036人となりました。5年前と比べて4,351人、率にして5.70%の減少です(令和7年国勢調査 人口速報集計結果)。

この数字だけを見ると、配布部数も同じように減らすべきだと考えたくなります。ところが同じ調査で、名張市の世帯数は31,216世帯でした。5年前の31,466世帯と比べて250世帯、率にして0.79%しか減っていません。

人口は5.70%減り、世帯数は0.79%しか減っていません。ポスティングで数えるのは人ではなくポストですから、名張市の配布先は5年前とほとんど変わっていないことになります。この記事では、名張市で配布部数を見積もるときに何を数えればよいのかを、公表されている数字をもとに整理します。

この記事の結論

  • 名張市の人口は5年で5.70%減ったが、世帯数は0.79%減にとどまるため、配布先はほとんど減っていない
  • ポスティングの部数を決めるのは人口ではなく世帯(ポスト)の数である
  • 世帯数は資料によって3,700世帯以上の差がある。住民基本台帳と国勢調査では数え方が違う
  • 世帯数の全てに投函できるわけではないため、7割程度を配布可能数の目安にしている
  • 1世帯当たりの人数は2.43人から2.31人へ減った。届く相手の構成は変わっているため、紙面の想定読者は見直す

名張市に配布先は何世帯あるのか

令和7年国勢調査の速報値

名張市が公表している令和7年国勢調査の人口速報集計結果は、次のとおりです。基準日は2025年10月1日です。

項目 令和2年(2020年) 令和7年(2025年) 増減
人口 76,387人 72,036人 △4,351人(△5.70%)
世帯数 31,466世帯 31,216世帯 △250世帯(△0.79%)

出典は総務省統計局の令和7年国勢調査 人口速報集計結果で、名張市が2026年5月に市のウェブサイトで公表したものです。速報値のため、確報の公表時に数字が動く場合があります。

部数を決めるのは人口ではありません

ポスティングは1軒に1部を投函します。同じ家に3人が住んでいても、投函するのは1部です。つまり必要な部数は、そのエリアに何人住んでいるかではなく、ポストがいくつあるかで決まります。

名張市のように人口の減少が続いている市では、人口の数字だけを見て部数を削ってしまう例があります。しかし上の表のとおり、名張市で減っているのは主に世帯の中の人数であって、世帯そのものはほとんど減っていません。5年前と同じ範囲に配るなら、必要な部数もほぼ同じです。

人口は5.70%減っても、世帯数は0.79%しか減っていません

減ったのは世帯の中の人数です

人口を世帯数で割ると、1世帯当たりの人数が出ます。令和2年は76,387人÷31,466世帯で2.43人、令和7年は72,036人÷31,216世帯で2.31人です。5年間で0.12人減りました。

世帯数が変わらないまま1世帯当たりの人数が減るのは、世帯が小さくなっているためです。子どもが独立して夫婦だけになる、配偶者と死別して一人暮らしになる、といった変化が起きると、人口は減りますが世帯の数は減りません。むしろ同居していた家族が分かれれば、人口が変わらなくても世帯は増えます。

紙面の想定読者は見直してください

配布先の数が変わらないことと、届く相手が変わらないことは別です。1世帯当たり2.31人という数字は、名張市の平均的な世帯が夫婦のみ、または親子2人程度の規模に近づいていることを示しています。

4人家族を前提にした紙面、たとえば「ご家族全員で」という呼びかけや、家族向けの数量設定は、届く世帯の実態と合わなくなっている可能性があります。部数は据え置いたまま、紙面の想定読者だけを見直すという判断が有効な場面があります。

世帯数は資料によって3,700世帯以上違います

名張市の世帯数を調べると、資料によって数字が違います。よく使われる2つを並べます。

資料 基準日 人口 世帯数
令和7年国勢調査(速報) 2025年10月1日 72,036人 31,216世帯
名張市の人口(住民基本台帳) 2026年8月1日 72,469人 34,940世帯

人口はほぼ同じなのに、世帯数は3,700世帯以上違います。基準日が10か月ずれてはいますが、名張市の世帯数は前年同月と比べて66世帯の減少ですから、期間のずれで説明できる差ではありません。

差が出るのは、数え方が違うためです。住民基本台帳は住民票の登録をもとに世帯を数えます。同じ住宅に住んでいても、住民票の上で世帯を分けていれば2世帯として数えられます。一方の国勢調査は、住民登録の有無にかかわらず、ふだん住んでいる場所で調査を行い、住居と生計を共にしている人の集まりを1つの世帯としています。

部数の見積りに近いのはどちらか

ポスティングで数えたいのはポストの数です。住民票の上で世帯が分かれていても、玄関が1つならポストも1つです。この点では、居住の実態に沿って数えている国勢調査の世帯数のほうが、投函できる数に近くなります。住民基本台帳の世帯数をそのまま部数にすると、名張市の場合は1割以上多く見積もることになります。

実際に投函できる数は世帯数より少なくなります

国勢調査の世帯数を使ったとしても、その全てに投函できるわけではありません。次のような住宅が含まれているためです。

投函をお断りしている住宅
ポストや玄関に「チラシお断り」の表示がある住宅には投函しません。表示の有無は現地でしか分からないため、事前に数えることができません。
管理会社やオーナーが投函を認めていない集合住宅
集合住宅では、建物ごとに投函の可否が分かれます。エントランスが施錠されている建物や、管理人から断られた建物は配布の対象から外します。
空き家
統計上は住宅として数えられていても、住んでいる人がいなければ投函しても読まれません。
配布方法に合わない建物
一戸建て限定で配るなら集合住宅は対象外になり、集合住宅限定で配るなら一戸建てが対象外になります。

これらを差し引いた結果として、当社では名張市の配布可能数を世帯数の7割程度を目安に見積もっています。残りの3割は、投函をお断りしている住宅と、管理会社から断られる集合住宅を想定した割合です。実際の比率はエリアによって変わりますので、範囲が決まった段階で改めて算出します。

名張市の配布可能数を、町名単位でお出しします

配りたい範囲をお伝えいただければ、投函できる数の目安と費用をお見積りします。
範囲がまだ決まっていない段階でのご相談も承ります。

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名張市で選べる配布方法

ポスティングで指定できるのは、配る範囲と建物の種類です。この2つの組み合わせで配布方法が決まります。

軒並み配布

指定した範囲にある全てのポストに投函する方法です。一戸建ても集合住宅も事業所も対象に含みます。地域の人にできるだけ広く知ってもらいたい場合や、対象を絞りきれない業種に向いています。1部当たりの単価は最も低くなります。

一戸建て限定配布

指定した範囲の一戸建てだけに投函する方法です。リフォーム、外壁塗装、太陽光、庭木の手入れ、不用品回収など、持ち家の維持に関わるサービスで使われます。集合住宅を飛ばしながら歩くことになるため、軒並み配布より単価は上がります。

集合住宅限定配布

指定した範囲の集合住宅だけに投函する方法です。1か所に多くのポストが集まっているため、短い距離で多くの部数を投函できます。ただし投函を認めていない建物を除くと、範囲の中で対象になる建物が限られる場合があります。

事業所限定配布

事務所や店舗だけに投函する方法です。法人向けの商材を扱う場合、住宅に配っても決裁する人には届きません。会社に届けたいのであれば、住宅ではなく事業所を対象にしてください。

指定できない条件もあります

ポスティングには宛名がありません。そのため、年齢、年収、家族構成といった住んでいる人の属性で配布先を選ぶことはできません。「30代の子育て世帯だけに」という指定は、どの配布会社でも受けられないものだとお考えください。

指定できるのは、町丁目までの範囲と、建物の種類です。子育て世帯に届けたい場合は、子育て世帯が多く住んでいる町丁目を選び、その範囲に配るという考え方をします。世帯単位で選ぶのではなく、地域単位で選びます。

名張市でエリアを分けるときの見方

指定の単位は町丁目です

名張市は市街地と山あいの集落を含む広い市域を持っています。市内全域に配ると3万部を超えますので、多くの場合は範囲を分けて配ります。範囲を分けるときの単位は町丁目です。

名張市の町名を見ると、桔梗が丘、つつじが丘、百合が丘、梅が丘、富貴ケ丘、すずらん台、さつき台といった名称に「一番町」「二番町」と続く区画が並んでいます。これらは造成された住宅地で、番町ごとに数百世帯の規模があります。町名を指定するだけで、まとまった部数を確保できます。

住宅地と集落では配布の条件が変わります

一方で、山あいの集落は1つの町名で数十世帯という規模です。同じ「1つの町名」でも、住宅地とは部数が2桁違います。

この違いは費用と日数に影響します。住宅地は家が連続して建っているため、1軒当たりの移動距離が短く、1日に配れる枚数が多くなります。集落は家と家の間隔が空いているため、同じ枚数を配るのに時間がかかります。名張市の中で配布範囲を決めるときは、世帯数だけでなく、家がどの程度密集しているかも合わせて見てください。

市外への広がりも検討できます

名張市は三重県の西端にあり、伊賀市と隣接し、西側と南側は奈良県に接しています。生活圏が県境をまたいでいるため、商圏によっては市の境界で配布範囲を切る必要がありません。市外を含めた範囲でお考えの場合も、まとめてお見積りできます。

費用と期間の考え方

単価は配布方法と部数で変わります

ポスティングの単価は、配布方法によって変わります。範囲内の全てのポストに投函する軒並み配布が最も低く、建物を選んで投函する方法ほど上がります。事業所限定は対象が点在するため、さらに移動の負担が大きくなります。

部数や配布時期によっても変わりますので、具体的な金額は料金プランのページをご確認いただくか、範囲をお伝えいただいたうえでお見積りをご依頼ください。

期間は日数で考えてください

ポスティングは1日で終わる作業ではありません。数千部から数万部を、配布員が徒歩で1軒ずつ投函していきます。名張市の全域に配る場合、数日から1週間以上をかけて進みます。

そのため「この日に一斉に届く」という配り方はできません。イベントやセールに合わせる場合は、当日から逆算して、配布を終える日を決めてください。折込チラシとは前提が違う点にご注意ください。

名張市のポスティングでよくない進め方

NG例1:人口の減少率に合わせて部数を減らす
人口が5.70%減ったからといって、配布部数を5.70%減らす必要はありません。減っているのは世帯の中の人数であり、ポストの数は0.79%しか減っていません。範囲を変えないのであれば、部数もほぼ据え置きになります。

NG例2:住民基本台帳の世帯数をそのまま部数にする
名張市の場合、住民基本台帳の世帯数は国勢調査より3,700世帯以上多くなっています。そのまま発注すると、印刷したチラシが余ります。

NG例3:住んでいる人の属性でエリアを指定しようとする
ポスティングには宛名がないため、年齢や年収では絞れません。指定できるのは町丁目までの範囲と建物の種類です。属性で選びたい場合は、その層が多い地域を選ぶという考え方に切り替えてください。

NG例4:法人向けの商材を住宅に配る
会社の設備やサービスを検討するのは職場にいる時間です。自宅のポストに入っていても、決裁する立場の人に届くとは限りません。事業所限定配布をご検討ください。

NG例5:配布日を1日に指定する
配布には日数がかかるため、特定の1日に全戸へ届けることはできません。イベントに合わせる場合は、配布を終える日から逆算して発注してください。

よくあるご質問

名張市の全域に配ると、何部くらいになりますか。

令和7年国勢調査の速報値では、名張市の世帯数は31,216世帯です。ここから投函をお断りしている住宅などを差し引くと、2万部前後が目安になります。実際の数は範囲と配布方法によって変わりますので、お見積りの際に算出します。

調べる資料によって世帯数が違うのはなぜですか。

住民基本台帳は住民票の登録をもとに世帯を数え、国勢調査はふだん住んでいる場所で居住の実態に沿って数えます。同じ住宅でも住民票の上で世帯を分けていれば、住民基本台帳では2世帯になります。投函できるポストの数に近いのは国勢調査の世帯数です。

町名を指定して配ることはできますか。

できます。桔梗が丘五番町、つつじが丘北十番町といった単位で範囲を指定していただけます。複数の町名をまとめての指定も承ります。

一戸建てだけ、集合住宅だけという配り方はできますか。

できます。一戸建て限定、集合住宅限定、事業所限定などから選んでいただけます。ただし建物を選んで歩く分、軒並み配布よりも単価は上がります。

配布が終わったことは、どのように確認できますか。

配布員はGPS端末を持って配布し、移動の軌跡を記録しています。配布後にエリア単位の配布実績と写真を添えたレポートをご提出しますので、どこにどれだけ配られたかをご確認いただけます。

まとめ

名張市の人口は5年間で5.70%減りましたが、世帯数は0.79%しか減っていません。ポスティングで数えるのは人ではなくポストですから、配布先の数は5年前とほとんど変わっていないことになります。人口の減少を理由に部数を削る判断は、名張市に関しては当てはまりません。

ただし1世帯当たりの人数は2.43人から2.31人へ減っています。届く世帯の数は変わらないまま、世帯の中身は小さくなっています。部数は据え置きつつ、紙面が想定している読者像だけを見直すという整理が有効です。

部数を見積もるときは、どの資料の世帯数を使っているかをご確認ください。名張市では住民基本台帳と国勢調査で3,700世帯以上の差があり、そのまま使えば1割以上のずれが生じます。範囲が決まっている場合も、まだ決まっていない場合も、投函できる数の目安からご相談いただけます。

名張市のポスティングは配布スタンダードへ

町丁目単位での範囲指定に対応し、GPSログとエリア単位の配布実績、写真付きのレポートで配布状況をご確認いただけます。
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