アドトラックの料金相場|車両別・日数別の目安と、走らせる前に決めること

アドトラックの見積もりを取ると、会社によって金額がまるで違います。1日13万円という回答もあれば、7日間で150万円という回答もあります。

桁が違うように見えますが、どちらも相場の範囲内です。車両の大きさと、走らせる日数と、走るエリアで値段が決まるからです。

この記事では、車両タイプ別・日数別の料金目安と、走行料金以外にかかる費用、走らせる前に必要な手続きを整理します。金額はいずれも各社が公表している相場で、税別・税込の表記は出典により異なります。

この記事の結論

  • 料金は「車両サイズ × 走行日数 × 走行エリア」で決まります
  • 軽車両なら1日7万円台から、4トン車は7日間で100万〜150万円が目安です
  • 走行料金のほかに、デザイン制作費と音源制作費、許可申請費がかかります
  • 東京は7日間単位が中心、名古屋などの地方は8時間単位で出せる事業者があります
  • 東京都では2024年6月30日から、都外ナンバーの車両も条例の規制対象になりました

車両タイプ別・日数別の料金目安

もっとも流通している4タイプの相場です。同じ「4トン」でも、ポスターを貼る方式とLEDビジョンを積む方式では金額が変わります。

車両タイプ 1日 3日間 7日間 14日間
軽車両 約7.5万円 約22万円 約50万円 約90万円
2トン 約9万円 約27万円 約60万円 約120万円
4トン(ポスター式) 約20万円 約60万円 100万〜150万円 200万〜300万円
4トン(LEDビジョン式) 約60万円〜 120万〜140万円 240万円〜

日数を延ばすほど1日あたりの単価は下がります。4トンのポスター式で30日間なら410万円前後、1日あたりに直すと14万円程度です。短期で集中させるか、長く走らせて単価を下げるかは、告知の内容で決めます。

走行料金のほかにかかる費用

見積もりを比べるときは、次の項目が入っているかを必ず確認してください。走行料金だけを安く見せている場合があります。

項目 目安 備考
デザイン制作費 10万〜40万円 入稿データをお持ちなら不要
音源制作費 3万〜10万円 既存曲を使う場合は著作権の確認が必要
ポスター施工・ラッピング 別途 車両と方式で変わります
道路使用許可の申請 2,000〜2,500円 代行を頼むと1.5万円前後
屋外広告物の許可 自治体による 大阪市は広告面1面200円
遠征費 別途 拠点から離れたエリアを走る場合

走行料金には、ドライバーの人件費・燃料費・保険が含まれているのが一般的です。

東京は週単位、地方は1日単位で出せます

ここが見落とされがちな点です。最低発注単位が地域で違います。

東京都内を走らせる場合、7日間を最短プランとしている事業者が中心です。許可申請とルート設計の手間が大きく、1日だけの運行を受けにくい事情があります。

一方、名古屋では8時間単位での運行を公表している事業者があります。平日8時間で13万円、土日祝8時間で20万円(いずれも税別)という価格表が出ており、栄・大須・名古屋駅・金山を巡回するプランです。走行時間は平日9:00〜19:00、土日祝9:30〜19:00で、休憩1時間を含みます。

イベント当日だけ、オープン初日だけ、という使い方をしたい場合は、東京より地方のほうが組みやすくなります。予算が50万円以下であれば、まず地方の1日プランを検討してください。

走らせる前に必要な手続き

アドトラックは「車を用意すれば走れる」ものではありません。2種類の許可が必要です。

屋外広告物の許可

車体に広告を表示することへの許可で、申請先は自治体です。大阪市の場合、広告面1面につき200円(左右両面なら400円)、処理期間は約1か月です。寸法を記載した図面と写真、色まで示した意匠図、走行ルート、車検証が必要になります。

道路使用許可

広告宣伝を目的に走行することへの許可で、申請先は走行ルートを管轄する警察署です。処理期間は約1週間、手数料は2,000円程度です。

東京都は2024年6月30日から規制が変わりました。それまで対象外だった都外ナンバーの広告宣伝車も、東京都屋外広告物条例の規制を受けます。複数の自治体を走る場合は、広告を表示して最初に周回走行を行うルートのある区、または多摩建築指導事務所が申請先です。走行ルート図と車検証の写しを提出し、許可番号と許可期間を記載した許可票を車両左側のドアなど見やすい場所に貼る必要があります。申請した内容と違うルートを走ったり、審査を受けたのと違うデザインで走ったりすることは認められません。

音を出す場合

スピーカーから音声を流す場合は、拡声機放送による騒音として別の規制がかかります。東京都では環境確保条例の対象です。時間帯や場所に制限があるため、ルートと合わせて設計します。

向いている使い方、向かない使い方

アドトラックは「走った地域にいた人にしか届かない」広告です。そのぶん、狙った場所の人だけに強く印象を残せます。

向いています 向きません
新店のオープン告知(開店前後の数日) 継続的な集客の主軸
イベント・ライブの直前告知 商圏が広く薄い商材
繁華街での認知づくり 住宅地の世帯への告知
採用募集の話題づくり 問い合わせ数を積み上げたい場合

手元に残らないため、電話やQRコードでその場に反応してもらう設計が要ります。住宅地の世帯に情報を残したい場合は、ポスティングや新聞折込のほうが安く届きます。同じ予算でどちらが何人に届くかは、商圏が決まれば計算できます。

よくあるご質問

1日だけでも走らせられますか

地域によります。東京都内は7日間からのプランが中心ですが、名古屋などでは8時間単位・1日単位で受けている事業者があります。日程が1日だけと決まっている場合は、その前提でお探しします。

料金にはどこまで含まれますか

走行料金には、ドライバーの人件費、燃料費、保険、道路使用許可の申請費が含まれるのが一般的です。デザイン制作費、音源制作費、ポスターの施工費は別になります。

デザインは自分で用意できますか

できます。入稿データをお持ちであれば制作費はかかりません。ただし東京都を走る場合はデザイン審査があるため、審査を通る内容かどうかを事前に確認します。

音は出せますか

出せますが、拡声機の使用は自治体の騒音規制の対象です。東京都では環境確保条例が適用されます。時間帯と場所に制限があるので、走行ルートと合わせて決めます。

申し込みから走行まで何日かかりますか

デザインが決まっていれば、許可申請に1週間から1か月です。大阪市の屋外広告物許可は約1か月、道路使用許可は約1週間が目安になります。走行日が決まっている場合は、1か月前からのご相談をおすすめします。

まとめ

アドトラックの料金は、車両サイズと走行日数とエリアで決まります。軽車両なら1日7万円台から、4トン車は7日間で100万〜150万円が目安です。走行料金のほかにデザイン制作費と音源制作費、許可申請費がかかるので、見積もりを比べるときは総額で見てください。

東京は7日間単位、地方は1日単位という違いもあります。予算と日程から逆算すると、どのエリアで走らせるのが現実的かが決まります。

アドトラックの手配を承ります

走らせたいエリアと日程、ご予算をお伝えいただければ、その条件で動かせる車両と料金、許可申請にかかる日数をお調べしてご提案します。1日だけの運行が可能な地域かどうかもあわせてお調べします。

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