甲斐市のポスティング|借家の2割は一戸建てで届きません

「賃貸にお住まいの方に配りたい」というご要望に対して、当社には賃貸限定配布という方法があります。ただ、この方法で届くのは、実際には集合住宅の賃貸だけです。
ポスティングは配布員が建物を見て投函していきます。共同住宅であれば賃貸物件として把握できますが、一戸建ての借家は、外から見て持ち家と区別がつきません。ふつうの市ではこの差はわずかなので問題になりませんが、甲斐市では無視できない大きさになります。
平成27年国勢調査の集計では、甲斐市の借家は9,945世帯でした。一方、共同住宅と長屋建てを合わせても7,964です。差の1,981世帯、つまり借家の約20%は一戸建てということになります。この記事では、その差が範囲の決め方にどう効くのかを整理します。
この記事の結論
- 世帯数は35,871世帯。全域に配ると約25,100部です
- 山梨県内で唯一、人口が伸びている市です
- 借家9,945に対し、共同住宅と長屋の合計は7,964。差の約2,000は一戸建ての借家です
- 賃貸限定配布では、この約2割に届きません
- 玉川は市内で唯一、借家(918)が持ち家(739)を上回る区分です
記事の目次
甲斐市の世帯数と全域の配布可能部数
甲斐市が公表している住民基本台帳による令和8年7月末時点の人口・世帯数は、人口76,241人、世帯数35,871世帯です。
全域に配る場合の部数は、35,871世帯 × 0.7 = 約25,100部が目安です。0.7を掛けているのは、投函をお断りしている建物などを差し引くためです。
山梨県で唯一、伸びている市です
甲斐市は甲府市に次ぐ県内第2位の人口を持ち、甲府市のベッドタウンとして世帯数を増やしてきました。平成27年国勢調査の一般世帯29,407に対して、現在は35,871世帯。約6,500世帯、率にして2割以上増えています。
当社がこれまで記事にしてきた山梨県の市(上野原市、都留市、韮崎市、大月市)は、いずれも人口・世帯数が減っています。甲斐市はその中で例外です。過去に実施された実績があっても、当時より部数が増えている可能性があります。前回と同じ範囲でも見積りを取り直してください。
部数の決め方については、こちらで詳しく整理しています。
▶ ポスティングの配布枚数はどう決める?
借家が、共同住宅より2,000多くあります
建て方と所有形態の内訳は、平成27年国勢調査の町丁・字等別集計で確認できます。
| 区分 | 世帯数 | 一般世帯に占める割合 |
|---|---|---|
| 一戸建て | 20,932 | 約71% |
| 共同住宅 | 7,620 | 約26% |
| 長屋建て | 344 | 約1% |
| 持ち家 | 18,985 | 約65% |
| 借家 | 9,945 | 約34% |
ここで注目していただきたいのが、借家9,945に対して、共同住宅7,620と長屋建て344を足しても7,964にしかならないという点です。仮に共同住宅と長屋建てのすべてが借家だったとしても、まだ1,981世帯が足りません。
この1,981世帯は、一戸建ての借家ということになります。借家全体の約20%です。
一戸建ての借家は、外から見て分かりません
ポスティングでは、配布員が現地で建物を見ながら投函します。共同住宅であれば、集合ポストの形や物件の表示から賃貸物件だと判断できます。ところが一戸建ての借家は、隣の持ち家とまったく同じ外観です。そのため賃貸限定配布を指定しても、この約2,000世帯には届きません。
甲斐市で賃貸にお住まいの方を対象にしたい場合、建物の種類を指定するより、借家の割合が高い町名で範囲を組んで軒並み配布にするほうが確実です。
町ごとに借家の割合が大きく違います
| 町丁目 | 一般世帯 | うち借家 | 借家率 | うち一戸建ての借家(推計) |
|---|---|---|---|---|
| 玉川 | 1,670 | 918 | 約55% | 約134 |
| 大下条 | 1,386 | 676 | 約49% | 約116 |
| 長塚 | 1,170 | 524 | 約45% | 約57 |
| 竜王新町 | 1,856 | 765 | 約41% | 約86 |
| 富竹新田 | 2,512 | 946 | 約38% | 約277 |
| 西八幡 | 3,683 | 1,308 | 約36% | 約354 |
玉川は市内で唯一、借家(918)が持ち家(739)を上回る区分です。ここであれば、軒並み配布でも半分以上が賃貸世帯に届きます。賃貸限定配布を指定して単価を上げるより、範囲を絞って軒並み配布にするほうが有利です。
一戸建ての借家の数で見ると、西八幡が約354、富竹新田と篠原が約277ずつと最も多くなります。世帯規模が大きい町ほど、賃貸限定配布での取りこぼしも大きくなるということです。
反対に、借家がほとんどない町
市の北部にあたる敷島地区の山間部では、借家の割合が大きく下がります。團子新居は285世帯のうち借家が4(約1%)、大垈は537世帯のうち32(約6%)、牛句は269世帯のうち30(約11%)です。大久保137世帯と亀沢136世帯には共同住宅が1戸もありません。
これらの町では、賃貸限定配布も集合住宅限定配布も成立しません。反対に、持ち家の一戸建てが対象であれば効率のよい範囲になります。
投函をお断りしている建物への対応は、こちらをご覧ください。
▶ 配布禁止エリアに関する取り組み
範囲の決め方
対象が持ち家か賃貸かを決める
賃貸なら玉川、大下条、長塚、竜王新町といった借家率の高い町から組みます。持ち家の一戸建てなら、敷島地区や双葉地区の町が候補です。
部数から範囲を絞る
全域なら約25,100部です。竜王駅の周辺(竜王、篠原、富竹新田、西八幡、竜王新町など)に世帯が集まっていますので、部数を確保するならここが中心になります。
山間部を含めるかを判断する
敷島地区の山間部には、10世帯前後の小さな区分が並びます。含めても部数はほとんど増えず、移動時間だけが加算されます。商圏に入るかどうかで判断してください。
建物の種類ではなく町名で組む
この市では、種類を指定すると賃貸の2割に届きません。町名で範囲を組み、軒並み配布にするほうが単価も抑えられます。両方の見積りをお出しします。
甲斐市の配布範囲・部数のご相談を承っています
対象が持ち家か賃貸かをお聞かせいただければ、それに合う町名の組み合わせをご提案します。
0120-107-209
受付時間 10:00〜20:00(年中無休)
甲斐市で選べる配布方法
軒並み配布
指定した範囲のポストに、建物の種類を問わず投函します。甲斐市では部数が最も出て、単価も抑えられる方法です。この市では、範囲を町名で絞ったうえで軒並み配布にするのが基本の形になります。
一戸建て限定配布
一戸建てだけに投函します。甲斐市では一戸建てが約71%を占めます。ただしこの中には、約2,000世帯の一戸建ての借家が含まれています。持ち家の一戸建てだけを対象にしたい場合でも、賃貸にお住まいの方が一定数入ることをご了承ください。区別する方法はありません。
集合住宅限定配布
共同住宅だけに投函します。甲斐市の共同住宅は7,620世帯あり、この市では十分に成立する方法です。対象は西八幡917、篠原765、玉川762、竜王新町659、富竹新田646、中下条547、大下条529などに集まっています。敷島地区の山間部には対象がほとんどありません。
賃貸限定配布
賃貸住宅だけに投函します。ただし前述のとおり、この方法で届くのは集合住宅の賃貸だけです。市内の借家9,945のうち約2,000(約20%)を占める一戸建ての借家には届きません。賃貸にお住まいの方を広く対象にしたい場合は、借家率の高い町名で範囲を組んで軒並み配布にするほうが確実で、単価も抑えられます。
分譲限定・ワンルーム限定配布
分譲か賃貸か、ワンルームかどうかは、公表されている統計では区域ごとに確認できません。ご希望をいただいた場合は範囲を絞ったうえで現地を確認し、対応できる部数をお伝えします。範囲が広いと確認に時間がかかりますので、先に範囲を決めていただくほうが早く進みます。
事業所限定配布
事業所だけに投函します。甲斐市の事業所は西八幡420、篠原378、富竹新田326、中下条240、竜王189、島上条182、龍地167などに集まっています。市内には情報産業の集積地もあり、この規模の市としては対象が確保しやすい市です。
法人向けの商材を配る場合の考え方は、こちらで整理しています。
▶ BtoB向けのポスティング・事業所配布
指定できない条件もあります
ポスティングには宛名がありません。そのため、年齢、年収、家族構成といった住んでいる人の属性で配布先を選ぶことはできません。指定できるのは町丁目までの範囲と、建物の種類です。
配り終えるまでの日数と費用
甲斐市の面積は約72平方キロメートルで、1平方キロメートル当たりの世帯数はおよそ500です。これは当社がこれまで記事にしてきた山梨県の市のなかで、群を抜いて高い数字です。参考までに、上野原市は約59、都留市は約82、韮崎市は約90、大月市は約36でした。
ただしこの数字は市の平均です。市域は南北に細長く、南部の釜無川左岸に平地が広がる一方、北部は山間丘陵地です。世帯の大半は南部の平地に集まっており、そこでの配布効率は非常に高くなります。反対に北部の山間部には、10世帯前後の区分が並びます。範囲に含めても部数はほとんど増えず、移動時間だけが加算されます。
ポスティングは配布員が徒歩で1軒ずつ投函していきます。そのため「この日に一斉に届く」という配り方はできません。イベントやセールに合わせる場合は、当日から逆算して、配布を終える日を決めてください。
料金と進め方については、こちらをご覧ください。
▶ 料金プラン/ご依頼から配布完了までの流れ
甲斐市でよくある失敗
賃貸限定配布で賃貸世帯の全部に届くと考える
市内の借家9,945のうち約2,000は一戸建てです。外観で持ち家と区別がつかないため、この方法では届きません。借家率の高い町名で範囲を組み、軒並み配布にするほうが確実です。
一戸建て限定配布で持ち家だけに届くと考える
一戸建て20,932のうち、約2,000は借家です。持ち家の一戸建てを対象にした商材でも、賃貸にお住まいの方が一定数入ります。
過去の実施部数をそのまま使う
甲斐市は山梨県で唯一、世帯数が増えている市です。平成27年の29,407に対して現在は35,871世帯で、2割以上増えています。前回と同じ範囲でも部数は増えます。
山間部を範囲に加えて部数を確保しようとする
敷島地区の山間部には10世帯前後の区分が並びます。含めても部数はほとんど増えず、移動時間だけが加算されます。
法人向けの商材を住宅に配る
会社の設備やサービスを検討するのは職場にいる時間です。自宅のポストに入っていても、決裁する立場の人に届くとは限りません。甲斐市は事業所が確保しやすい市ですので、事業所限定配布をご検討ください。
よくあるご質問
市内全域に配ると何部になりますか。
約25,100部です。市が公表している住民基本台帳による35,871世帯(令和8年7月末)に0.7を掛けた目安で、投函をお断りしている建物などを差し引いた数字です。範囲が確定した段階で現地を確認し、部数を確定します。
賃貸にお住まいの方に配れますか。
賃貸限定配布で届くのは集合住宅の賃貸だけです。市内の借家9,945のうち約2,000は一戸建てで、外観で持ち家と区別がつきません。賃貸にお住まいの方を広く対象にしたい場合は、玉川や大下条のように借家率の高い町で軒並み配布にするほうが確実です。玉川であれば軒並みでも半分以上が賃貸世帯に届きます。
持ち家の一戸建てに絞りたい場合は。
一戸建て限定配布で対応できますが、その中には約2,000世帯の一戸建ての借家が含まれます。完全に分けることはできません。借家の割合が低い町(團子新居、大垈、牛句、龍地、宇津谷など)で範囲を組むと、持ち家の割合を高められます。
甲府市とまとめて配ることはできますか。
できます。甲斐市は東側で甲府市と完全に隣接しており、JR中央本線や国道20号でつながっています。生活圏も重なっていますので、商圏が市外に及ぶ場合は隣接する市町を含めた範囲での見積りをおすすめしています。
配布が終わったことは、どのように確認できますか。
配布員はGPS端末を持って配布し、移動の軌跡を記録しています。配布後にエリア単位の配布実績と写真を添えたレポートをご提出しますので、どこにどれだけ配られたかをご確認いただけます。
まとめ
甲斐市で賃貸にお住まいの方を対象にする場合は、建物の種類での指定を最初に外してください。市内の借家9,945に対して、共同住宅と長屋建てを合わせても7,964しかありません。差の約2,000世帯、借家全体の約20%は一戸建ての借家です。一戸建ての借家は隣の持ち家と外観がまったく同じですので、賃貸限定配布では届きません。
確実なのは、借家の割合が高い町名で範囲を組んで軒並み配布にすることです。玉川は市内で唯一、借家(918)が持ち家(739)を上回る区分で、軒並み配布でも半分以上が賃貸世帯に届きます。大下条(約49%)、長塚(約45%)、竜王新町(約41%)も候補です。反対に持ち家の一戸建てが対象なら、團子新居や大垈のように借家がほとんどない町から組んでください。
世帯数は35,871世帯で全域なら約25,100部です。甲斐市は山梨県内で唯一、人口が伸びている市で、平成27年の一般世帯29,407から2割以上増えています。過去に実施された実績があっても、当時より部数が増えている可能性があります。前回と同じ範囲でも、見積りを取り直してください。
建物の種類ではなく町名で組む考え方は、こちらも参考になります。
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▶ ポスティングのサービス内容
甲斐市のポスティングは配布スタンダードへ
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