北杜市のポスティング|世帯数と実際のポストの数が違います

北杜市のポスティング|世帯数と実際のポストの数が違います

ポスティングの部数は、世帯数から出します。世帯の数だけポストがあるという前提です。当社の記事でも、世帯数に0.7を掛けた数字を全域の目安としてお伝えしてきました。

北杜市では、この前提が揺れます。市が公表している住民基本台帳の世帯数は22,514(2026年7月1日現在)ですが、令和2年国勢調査の一般世帯は18,893でした。約3,600世帯の差があります。集計の考え方が違うためですが、これを部数に直すと2,500部前後の開きになります。

さらにこの市には、八ヶ岳南麓の別荘地が広がっています。ふだん人が住んでいない住宅は国勢調査の一般世帯に計上されませんが、ポストは存在します。この記事では、そのずれをどう扱うかを整理します。

この記事の結論

  • 住民基本台帳では22,514世帯、国勢調査の一般世帯では18,893世帯です
  • 部数に直すと約15,800部と約13,200部で、2,500部以上の差になります
  • この市では、世帯数だけで部数を確定せず、下見で確認します
  • 清里・小淵沢・大泉西井出の3区分で、市内の飲食店の約42%を占めます
  • 借家は約15%。当社が扱ってきた市で最も低い水準です

世帯数の数字が、統計によって違います

北杜市の世帯数には、次の2つの数字があります。

出典 世帯数 0.7を掛けた部数
住民基本台帳(2026年7月1日現在) 22,514 約15,800部
令和2年国勢調査(一般世帯) 18,893 約13,200部

どちらも正しい数字です。住民基本台帳は住民登録の件数、国勢調査の一般世帯は調査時点で実際に住んでいる世帯を数えたものだからです。ただしこの市では、その差が約3,600世帯と大きくなっています。

ポストの数はどちらとも違います

ポスティングで問題になるのは、住民の数でも登録の件数でもなくポストの数です。北杜市は八ヶ岳南麓に別荘地を抱える市で、ふだん人が住んでいない住宅が相当数あります。こうした住宅は国勢調査の一般世帯には計上されませんが、ポストは設置されています。

投函自体はできますが、次に持ち主が訪れるのが数か月後ということもあります。冬季は無人の区画も出ます。この市では、世帯数から出した数字を「目安」にとどめ、範囲を決めたあとの下見で実際のポスト数を確認してください。当社ではこの確認を必ず行っています。

住んでいる人の数と、店の数が対応しません

このずれは、事業所の分布にもはっきり出ています。平成27年の集計をもとに、区分ごとの世帯数と事業所数を比べてみます。

区分 一般世帯 事業所 1世帯あたり うち飲食店
高根町清里 766 221 0.29 33
小淵沢町 1,364 368 0.27 57
大泉町西井出 1,346 313 0.23 46
(対照)高根町下黒沢 287 19 0.07 0
(対照)須玉町江草 267 19 0.07 1

清里、小淵沢町、大泉町西井出の3区分は、1世帯あたりの事業所数が0.23から0.29です。一方、高根町下黒沢や須玉町江草は0.07で、同じ市内で4倍の差があります。

飲食店で見るとさらに極端です。この3区分だけで136軒、市内323軒の約42%を占めます。世帯数では市の約19%にすぎません。

これは、住んでいる人よりも訪れる人のほうが多い地区があるということです。観光や別荘の来訪者を対象にした商材であれば、この3区分に配る意味があります。反対に、通年でこの市に住んでいる方を対象にするなら、明野町、須玉町、武川町、白州町といった地区のほうが確実です。

借家の割合は当社の扱ってきた市で最も低くなります

建て方と所有形態の内訳は、平成27年国勢調査の町丁・字等別集計で見ることができます。当時の一般世帯18,376のうち、一戸建てが15,618(約85%)、共同住宅が1,869(約10%)、長屋建てが380でした。所有形態では持ち家15,169に対して借家は2,716で、割合は約15%です。

この15%は、当社がこれまで記事にしてきた市のなかで最も低い数字です。参考までに、上野原市は約21%、逗子市も約20%でした。

共同住宅が1戸もない区分は35あり、合わせて3,755世帯(市の約20%)です。共同住宅が集まっているのは長坂町長坂上条341、須玉町穴平・若神子226、小淵沢町211、小淵沢町上笹尾113、須玉町藤田109、高根町五町田98、武川町牧原98で、この7区分で1,196戸、市全体の約64%になります。

範囲の決め方

対象が住民か来訪者かを決める
通年でこの市に住んでいる方が対象なら明野町、須玉町、武川町、白州町。観光や別荘の来訪者が対象なら清里、小淵沢町、大泉町西井出です。

大きい区分から組む
大泉町西井出1,346、小淵沢町1,364、長坂町長坂上条1,275の3区分で3,985世帯です。次いで高根町清里766、小淵沢町上笹尾759、明野町上手867、須玉町穴平・若神子832、長坂町大八田615と続きます。

部数は目安として扱う
この市では、世帯数から出した数字と現地のポストの数が一致しません。範囲が決まった段階で下見を行い、そこで部数を確定します。

時期を確認する
別荘地を含む範囲では、冬季に無人になる区画が出ます。時期が動かせる商材であれば、この点も含めてご相談ください。

北杜市の配布範囲・部数のご相談を承っています

対象と範囲をお聞かせいただければ、下見を含めた進め方をご提案します。
この市では現地確認を前提としたお見積りになります。

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北杜市で選べる配布方法

軒並み配布

指定した範囲のポストに、建物の種類を問わず投函します。北杜市では部数が最も出て、単価も抑えられる方法です。この市では、実質的にこれが唯一の選択肢だとお考えください。

一戸建て限定配布

一戸建てだけに投函します。ただし北杜市では一戸建てが約85%を占めます。絞っても除かれるのは15%ほどで、そのぶん単価が上がります。共同住宅がゼロの35区分(合計3,755世帯)では、軒並み配布とまったく同じ結果になります。この市ではおすすめしていません。

集合住宅限定配布

共同住宅だけに投函します。市内の共同住宅は1,869戸で、その約64%が7つの区分に集まっています。市内全域を指定しても1,869戸で、投函できない建物を差し引けばさらに減ります。単価が上がるわりに部数が出ませんので、この市ではおすすめしていません。

賃貸・分譲、ワンルームの区別

賃貸か分譲か、ワンルームかどうかは、公表されている統計では区域ごとに確認できません。借家が2,716世帯にとどまりますので、ここからさらに絞る意味はほとんどありません。

事業所限定配布

事業所だけに投函します。北杜市では、この方法が他の同規模の市より成立しやすくなっています。市内の事業所は2,938で、小淵沢町368、大泉町西井出313、高根町清里221、長坂町長坂上条196、須玉町穴平・若神子168、小淵沢町上笹尾137、長坂町大八田106などに集まっています。観光・宿泊・飲食に関わる事業所が中心ですので、業種を選べば効率のよい配布になります。

指定できない条件もあります

ポスティングには宛名がありません。そのため、年齢、年収、家族構成といった住んでいる人の属性で配布先を選ぶことはできません。指定できるのは町丁目までの範囲と、建物の種類です。

配り終えるまでの日数と費用

北杜市の面積は約602平方キロメートルで、1平方キロメートル当たりの世帯数はおよそ37です。山梨県の市では大月市(約36)に近い水準で、甲斐市(約500)や笛吹市(約154)とは桁が違います。

日数に効くのは、範囲に含める区分の散らばり方です。別荘地では住宅と住宅の間隔が広く、1軒あたりの移動距離が長くなります。敷地が広く、道路からポストまでの距離があるためです。同じ部数でも、明野町や須玉町の集落に配る場合と清里や大泉に配る場合では、1日に回れる件数が変わります。

また、市域は八ヶ岳南麓から釜無川沿いまで標高差が大きく、冬季は積雪や凍結の影響を受ける区画があります。時期によって日数が変わりますので、着地日から余裕をもって逆算してください。

ポスティングは配布員が徒歩で1軒ずつ投函していきます。そのため「この日に一斉に届く」という配り方はできません。イベントやセールに合わせる場合は、当日から逆算して、配布を終える日を決めてください。

北杜市でよくある失敗

世帯数だけで部数を確定する
住民基本台帳では22,514世帯、国勢調査の一般世帯では18,893世帯です。部数に直すと2,500部以上の差になります。この市では下見で確定してください。

別荘地への投函を通常の配布と同じに見込む
ふだん人が住んでいない住宅にもポストはあります。投函はできますが、次に持ち主が訪れるのが数か月後ということもあります。反響までの時間が読めません。

世帯数で地区の賑わいを判断する
清里、小淵沢町、大泉町西井出の3区分は、市の世帯数の約19%ですが、飲食店では約42%を占めます。住んでいる人の数と、店や来訪者の数は対応していません。

集合住宅限定や賃貸限定を指定する
市内の共同住宅は1,869戸、借家は2,716世帯で、借家の割合は約15%です。単価が上がるわりに部数が出ません。

冬季の日数を通常と同じで見積もる
市域は標高差が大きく、冬季は積雪や凍結の影響を受ける区画があります。別荘地では無人になる区画も出ます。

よくあるご質問

市内全域に配ると何部になりますか。

使う統計によって変わります。住民基本台帳による22,514世帯(2026年7月1日現在)なら約15,800部、令和2年国勢調査の一般世帯18,893なら約13,200部です。この市では別荘など通年で人が住んでいない住宅もありますので、範囲が決まった段階で下見を行い、そこで部数を確定します。

別荘にも配れますか。

投函自体はできます。ただし次に持ち主が訪れるのが数か月後ということもあり、反響までの時間が読めません。冬季は無人になる区画も出ます。別荘の所有者を対象にした商材であればご相談ください。時期の選び方も含めてご提案します。

通年で住んでいる方に配りたい場合は。

明野町、須玉町、武川町、白州町といった地区のほうが確実です。これらは1世帯あたりの事業所数が低く、住宅地としての性格が強い範囲です。明野町上手867世帯、須玉町穴平・若神子832世帯、白州町白須554世帯などが候補になります。

観光客や別荘の来訪者を対象にできますか。

ポスティングでは通行人に配ることはできませんので、直接は対象にできません。ただし清里、小淵沢町、大泉町西井出には宿泊・飲食に関わる事業所が集まっていますので、そちらへの事業所限定配布であれば対応できます。市内の飲食店323軒のうち136軒がこの3区分にあります。

配布が終わったことは、どのように確認できますか。

配布員はGPS端末を持って配布し、移動の軌跡を記録しています。配布後にエリア単位の配布実績と写真を添えたレポートをご提出しますので、どこにどれだけ配られたかをご確認いただけます。

まとめ

北杜市でポスティングを検討するときは、世帯数の数字を鵜呑みにしないでください。住民基本台帳では22,514世帯、令和2年国勢調査の一般世帯では18,893世帯で、部数に直すと2,500部以上の差になります。どちらも正しい数字ですが、集計の考え方が違います。加えてこの市には八ヶ岳南麓の別荘地があり、ふだん人が住んでいない住宅は一般世帯に計上されないまま、ポストだけが存在します。

この構造は、事業所の分布にも出ています。清里、小淵沢町、大泉町西井出の3区分は市の世帯数の約19%ですが、市内の飲食店323軒のうち136軒(約42%)がここに集まっています。住んでいる人の数と、店や来訪者の数が対応していないということです。通年で住んでいる方が対象なら明野町、須玉町、武川町、白州町のほうが確実です。

配布方法については選択肢がほとんどありません。一戸建てが約85%、借家は約15%で、これは当社が扱ってきた市で最も低い水準です。軒並み配布を基本に、範囲と時期をお決めください。そのうえで、部数は下見で確定します。この市では、それが最も確実な進め方です。

北杜市のポスティングは配布スタンダードへ

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