北上市のポスティング|集合住宅は駅前より郊外にあります

集合住宅限定配布を検討するとき、範囲はたいてい駅前から組みます。多くの市では、共同住宅が中心市街地に集まっているからです。
北上市では、この組み方だと部数が足りません。市内で共同住宅が最も多い区分は北鬼柳で924戸、次いで村崎野の978戸。どちらも郊外の大字です。中心部の黒沢尻地区で最も多い川岸一丁目でも257戸ですから、桁がひとつ違います。
これは、この市が東北有数の工業集積地として発展してきたことと無関係ではありません。この記事では、北上市の世帯数と全域の配布可能部数を確認したうえで、共同住宅がどこにどれだけあるのかを整理します。
この記事の結論
- 世帯数は40,592世帯。全域に配ると約28,400部です
- 世帯数は前回から1,677世帯(4.3%)増えました。岩手県の市では最大の伸びです
- 共同住宅が最も多いのは北鬼柳924戸と村崎野978戸。どちらも郊外です
- 中心部で最も多い川岸一丁目でも257戸にとどまります
- 市の世帯の約65%は、黒沢尻地区の町丁目ではなく郊外の大字にあります
記事の目次
北上市の世帯数と全域の配布可能部数
令和7年国勢調査の速報(岩手県が令和8年4月に公表したもの)による人口・世帯数は次のとおりです。
| 区分 | 令和7年 | 令和2年 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 人口 | 90,861人 | 93,045人 | ▲2,184人(▲2.3%) |
| 世帯数 | 40,592世帯 | 38,915世帯 | +1,677世帯(+4.3%) |
| 1世帯当たり人員 | 2.24人 | 2.39人 | ▲0.15人 |
全域に配る場合の部数は、40,592世帯 × 0.7 = 約28,400部が目安です。0.7を掛けているのは、投函をお断りしている建物などを差し引くためです。
岩手県の市で、世帯数が最も伸びています
岩手県全体では、令和7年の人口が前回より7.0%減り、世帯数も1.2%減りました。33市町村すべてで人口が減っています。そのなかで北上市は、人口の減少率が2.3%と県内の市で最も小さく、世帯数は1,677世帯(4.3%)増えています。
世帯数が増えたのは県内で6市町だけで、市に限れば北上市の伸びが最大です。
これは見積りの前提に効きます。過去に実施された実績があっても、当時より部数が増えています。前回と同じ範囲を指定しても、部数は増える方向です。過去の数字をそのまま使わず、見積りを取り直してください。
部数の決め方については、こちらで詳しく整理しています。
▶ ポスティングの配布枚数はどう決める?
共同住宅は郊外の大字にあります
建て方別の内訳は令和7年の速報には含まれないため、ここでは平成27年国勢調査の町丁・字等別集計をもとに見ます。当時の一般世帯35,800のうち、一戸建てが24,227(約68%)、共同住宅が9,749(約27%)でした。
この共同住宅の分布が、他の市と違います。
| 区分 | 一般世帯 | うち共同住宅 | 共同住宅の割合 |
|---|---|---|---|
| 村崎野 | 3,663 | 978 | 約27% |
| 北鬼柳 | 1,676 | 924 | 約55% |
| 上江釣子 | 1,234 | 394 | 約32% |
| 鬼柳町 | 1,745 | 388 | 約22% |
| 相去町 | 1,582 | 184 | 約12% |
| (中心部の最大)川岸一丁目 | 320 | 257 | 約80% |
上位4つ(村崎野、北鬼柳、上江釣子、鬼柳町)を合わせると2,684戸で、市内の共同住宅の約28%をこの4区分が占めます。いずれも郊外の大字です。
とくに北鬼柳は、1,676世帯のうち924が共同住宅で、割合が55%を超えます。市内で1,000世帯を超える規模のうち、共同住宅が過半数になっているのはここだけです。
中心部の黒沢尻地区にも共同住宅はあります。川岸一丁目320世帯のうち257(約80%)、若宮町一丁目354のうち240(約68%)、九年橋三丁目348のうち210(約60%)と、割合の高い町丁目が並びます。ただし1区分が小さいため、絶対数では郊外に及びません。「集合住宅限定で3,000部」といったご依頼では、駅前だけでは範囲が足りず、郊外まで広げることになります。
1区分の大きさが、中心部と郊外で倍以上違います
市内は113の区分に分かれています。これを黒沢尻地区の町丁目と、それ以外の大字で分けると次のようになります。
| 区域 | 区分の数 | 一般世帯 | 市に占める割合 | 1区分あたり |
|---|---|---|---|---|
| 黒沢尻地区の町丁目 | 59 | 12,489 | 約35% | 約212世帯 |
| その他(大字など) | 54 | 23,311 | 約65% | 約432世帯 |
区分の数は中心部のほうが多いのに、世帯は郊外に3分の2近くが住んでいます。1区分あたりでも郊外が倍の大きさです。村崎野3,663、鬼柳町1,745、北鬼柳1,676、相去町1,582、上江釣子1,234、二子町1,096と、1,000世帯を超える区分が6つあり、これだけで市の約31%を占めます。
共同住宅がゼロの区分もあります
一方で、共同住宅が1戸もない区分が19あり、合わせて3,160世帯です。口内町498、滑田346、更木313、稲瀬町255などがこれにあたります。和賀町の11区分(合計3,911世帯)は、共同住宅が全部で74戸しかありません。
なお、北工業団地は一般世帯が0、流通センターは5です。住宅がほとんどない区分もあるということです。
投函をお断りしている建物への対応は、こちらをご覧ください。
▶ 配布禁止エリアに関する取り組み
範囲の決め方
必要な部数を決める
全域なら約28,400部です。この市は世帯数が増えていますので、過去の実績があっても数字を取り直してください。
大きい区分から組む
村崎野3,663、鬼柳町1,745、北鬼柳1,676、相去町1,582、上江釣子1,234、二子町1,096の6つで11,000世帯規模(約7,700部)になります。市の約31%です。
集合住宅が対象なら郊外を含める
共同住宅を対象にする場合、駅前だけでは部数が足りません。北鬼柳、村崎野、上江釣子、鬼柳町を含めて範囲を組みます。
和賀町を含めるか判断する
和賀町の11区分は3,911世帯ありますが、共同住宅は74戸だけです。一戸建てが対象なら有効ですが、集合住宅が対象なら含める意味がありません。
北上市の配布範囲・部数のご相談を承っています
対象と部数をお聞かせいただければ、それに合う町名の組み合わせをご提案します。
0120-107-209
受付時間 10:00〜20:00(年中無休)
北上市で選べる配布方法
軒並み配布
指定した範囲のポストに、建物の種類を問わず投函します。北上市では部数が最も出て、単価も抑えられる方法です。範囲を決めたあとで迷った場合は、これを基準に考えてください。
一戸建て限定配布
一戸建てだけに投函します。北上市では一戸建てが約68%を占めます。共同住宅がゼロの19区分(合計3,160世帯)と和賀町の各区分では、軒並み配布とほとんど同じ結果になり、単価だけが上がります。反対に北鬼柳のように共同住宅が過半数を占める区分では、絞る意味がはっきり出ます。範囲とセットでご判断ください。
集合住宅限定配布
共同住宅だけに投函します。北上市の共同住宅は9,749世帯と、この規模の市としては多いほうです。ただし対象は郊外に集まっています。村崎野978、北鬼柳924、上江釣子394、鬼柳町388が上位で、中心部で最も多い川岸一丁目は257です。部数を確保したい場合は、駅前ではなく郊外から範囲を組んでください。
賃貸・分譲を分けた配布
賃貸か分譲かは、公表されている統計では区域ごとに確認できません。ご希望をいただいた場合は範囲を絞ったうえで現地を確認し、対応できる部数をお伝えします。範囲が広いと確認に時間がかかりますので、先に範囲を決めていただくほうが早く進みます。
事業所限定配布
事業所だけに投函します。北上市は東北自動車道と秋田自動車道の結節点にあたり、180社以上の企業が立地する工業集積地です。市内には工業団地が複数あり、北工業団地のように一般世帯がゼロの区分もあります。この規模の市としては、事業所限定配布が成立しやすい市です。法人向けの商材をお持ちの場合はご相談ください。
法人向けの商材を配る場合の考え方は、こちらで整理しています。
▶ BtoB向けのポスティング・事業所配布
指定できない条件もあります
ポスティングには宛名がありません。そのため、年齢、年収、家族構成といった住んでいる人の属性で配布先を選ぶことはできません。指定できるのは町丁目までの範囲と、建物の種類です。
配り終えるまでの日数と費用
北上市の面積は約438平方キロメートルで、1平方キロメートル当たりの世帯数はおよそ93です。市域は北上川と和賀川の合流点を中心とした平地が広がり、西側に和賀山塊があります。
日数に効くのは、範囲に含める区分の性格です。村崎野や北鬼柳のように共同住宅が集まっている区分では、1棟で数十戸を投函できるため、部数のわりに日数が短くなります。反対に、和賀町の各区分や口内町、稲瀬町のように一戸建て中心で市街地から離れた範囲は、部数のわりに日数が伸びます。
ポスティングは配布員が徒歩で1軒ずつ投函していきます。そのため「この日に一斉に届く」という配り方はできません。イベントやセールに合わせる場合は、当日から逆算して、配布を終える日を決めてください。
料金と進め方については、こちらをご覧ください。
▶ 料金プラン/ご依頼から配布完了までの流れ
北上市でよくある失敗
集合住宅限定配布を駅前だけで組む
市内の共同住宅で最も多いのは北鬼柳924戸と村崎野978戸で、どちらも郊外です。中心部で最も多い川岸一丁目でも257戸にとどまります。駅前だけでは部数が足りません。
中心部だけで部数を組む
黒沢尻地区の町丁目は59区分ありますが、合計しても12,489世帯で市の約35%です。市の3分の2近くは郊外の大字にあります。
過去の実施部数をそのまま使う
北上市は岩手県の市で最も世帯数が伸びています。前回から1,677世帯(4.3%)増えていますので、同じ範囲でも部数は増えます。
和賀町で集合住宅限定を指定する
和賀町の11区分は3,911世帯ありますが、共同住宅は全部で74戸だけです。一戸建てが対象なら有効な範囲ですが、集合住宅では部数が出ません。
法人向けの商材を住宅に配る
会社の設備やサービスを検討するのは職場にいる時間です。北上市は工業団地が複数あり、事業所限定配布が成立しやすい市ですので、そちらをご検討ください。
よくあるご質問
市内全域に配ると何部になりますか。
約28,400部です。令和7年国勢調査の速報による40,592世帯に0.7を掛けた目安で、投函をお断りしている建物などを差し引いた数字です。範囲が確定した段階で現地を確認し、部数を確定します。
集合住宅だけに配ると何部になりますか。
範囲によります。市内の共同住宅は9,749戸ですが、対象は郊外に集まっています。村崎野978、北鬼柳924、上江釣子394、鬼柳町388の4区分だけで約2,700戸です。中心部の町丁目を加えると増えますが、1区分が小さいため移動が細かくなります。ご希望の部数をお聞かせいただければ、効率のよい組み合わせをご提案します。
中心部だけに配ると何部になりますか。
黒沢尻地区の町丁目59区分で12,489世帯、約8,700部です。ただしこれは市の約35%にあたります。部数を確保したい場合は、村崎野や鬼柳町など郊外の大きい区分を含めるご提案をします。
花巻市とまとめて配ることはできますか。
できます。北上市は花巻市と北上都市圏を形成しており、生活圏も重なっています。花巻市も令和7年に世帯数が増えた市のひとつです。商圏が市外に及ぶ場合は、隣接する市町を含めた範囲での見積りをおすすめしています。
配布が終わったことは、どのように確認できますか。
配布員はGPS端末を持って配布し、移動の軌跡を記録しています。配布後にエリア単位の配布実績と写真を添えたレポートをご提出しますので、どこにどれだけ配られたかをご確認いただけます。
まとめ
北上市で集合住宅を対象にする場合は、駅前から範囲を組まないでください。市内で共同住宅が最も多いのは北鬼柳の924戸と村崎野の978戸で、どちらも郊外の大字です。中心部の黒沢尻地区で最も多い川岸一丁目でも257戸ですから、桁がひとつ違います。上位4区分(村崎野、北鬼柳、上江釣子、鬼柳町)だけで市内の共同住宅の約28%を占めます。
これは市全体の構造とも一致しています。市内113区分のうち、黒沢尻地区の町丁目59区分は合計12,489世帯で市の約35%にとどまり、3分の2近くは郊外の大字にあります。1区分あたりの大きさも、中心部が約212世帯なのに対して郊外は約432世帯と倍あります。
世帯数は40,592世帯で全域なら約28,400部です。岩手県の33市町村すべてで人口が減るなかで、北上市は減少率が2.3%と県内の市で最も小さく、世帯数は1,677世帯(4.3%)増えています。過去に実施された実績があっても、当時より部数が増えています。見積りを取り直してご検討ください。
中心部と郊外の関係が問題になる市の例として、こちらも参考になります。
▶ 長井市のポスティング|中心部と郊外で世帯がちょうど半々です
▶ ポスティングのサービス内容
北上市のポスティングは配布スタンダードへ
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