神田駅のサンプリング|受け取った人はここに住んでいません

神田駅の前に立つと、平日の朝夕は人が絶えません。受け取ってもらえる数だけを考えれば、条件のよい駅です。
ただし、目の前を歩いている人のほとんどは神田に住んでいません。ここへ働きに来て、夕方には別の街へ帰ります。千代田区の昼夜間人口比率は1,753.7で、全国の市区町村で最も高い数字です。
この違いは、配るものの選び方に直接効いてきます。受け取った人がその場で使うのか、勤め先で使うのか、自宅に持ち帰るのか。神田駅ではこの3つ目が多くなります。この記事では、そこから逆算した配布の組み立て方を整理します。
この記事の結論
- 千代田区の昼夜間人口比率は1,753.7で、全国の市区町村で最も高い数字です(令和2年国勢調査)
- 神田駅で受け取る人の多くは働きに来ている人です。配布物は勤め先か自宅へ持ち帰られます
- 来店を促す告知は、神田周辺の店に限って効きます。自宅で使うサービスは、届く先が広く散ります
- JR神田駅の1日平均乗車人員は90,528人で、うち定期利用が約54%です。隣の東京駅・秋葉原駅(いずれも約43%)より通勤寄りの駅です
- 神田で働く人に確実に届けたい場合は、駅頭配布ではなく事業所への配布のほうが対象に近くなります
記事の目次
神田駅の周りに住んでいる人は多くありません
千代田区の昼夜間人口比率は全国で最も高い数字です
昼夜間人口比率とは、夜間人口100人あたりの昼間人口の割合です。100を超えていれば、働きに来る人・通学に来る人のほうが多いことを示します。
令和2年国勢調査の集計では、千代田区の昼夜間人口比率は1,753.7でした。全国の市区町村のなかで最も高い数字です。次いで中央区の456.1、港区と続きます。千代田区だけが桁の違う水準にあります。
神田駅はその千代田区にあります。駅の所在地は千代田区鍛冶町二丁目です。周辺は中小のビルが並ぶオフィス街で、住宅はほとんどありません。
曜日と時間帯が最初に決まります
働きに来ている人が中心だということは、いない日といない時間がはっきりしているということでもあります。
土曜・日曜・祝日は、平日とはまったく違う街になります。人が少ないだけでなく、歩いている人の性格も変わります。オフィス街での街頭配布は、原則として平日に組んでください。
平日のなかでも、朝は駅からオフィスへ、夕方はオフィスから駅へと人の向きが逆になります。配布員の立ち位置と声のかけ方は、この向きに合わせて変えることになります。配布スタンダードでは専属のスタッフが現場を指揮し、配布中の状況に応じて配置を調整しています。
配ったものは千代田区の外へ持ち帰られます
受け取る場所と使う場所が違います
サンプリングで渡したものは、渡した場所で使われるとは限りません。オフィス街ではとくにそうです。
朝に受け取ったものは勤め先の机に置かれ、夕方に受け取ったものは電車に乗って自宅へ運ばれます。神田駅で配ったチラシの多くは、千代田区の外で読まれます。
この前提を置くと、配布物の向き不向きが整理できます。
業種によって向き不向きが分かれます
| 配布物の性格 | 神田駅での向き |
|---|---|
| 神田周辺の飲食店・サービスの来店告知 | 向いています。勤め先が近いので、その日か翌日に使えます |
| 勤め先で使うもの(法人向けサービス、オフィス用品) | 向いています。持ち帰った先がそのまま対象です |
| 自宅で使うサービス(住まい、家事、家族向け) | 届く先が広く散ります。地域を限定した内容には向きません |
| 特定の地域の店舗への来店告知 | 向きません。受け取った人の生活圏と一致しないためです |
「地域を限定しない内容」であれば散ってもかまいません
持ち帰られること自体は、悪いことではありません。全国どこからでも申し込めるサービス、オンラインで完結する商材、勤務地に縛られない求人であれば、受け取った人がどこに住んでいても対象になります。
問題になるのは、地域を限定した告知を持ち帰られる場合です。「〇〇店限定」「この地区にお住まいの方へ」といった条件が付いた紙面は、神田駅で配ると条件に合う人の割合が下がります。紙面の条件と配布場所を先に突き合わせてください。
駅で会える人は一部です
隣り合う3駅でも歩いている人が違います
JR東日本が公表している2024年度のデータでは、神田駅の1日平均乗車人員は90,528人で、同社の駅では40位でした。内訳を見ると、定期が49,174人、定期外が41,353人です。定期の割合は約54%になります。
| 駅 | 1日平均乗車人員 | 定期の割合 |
|---|---|---|
| 神田 | 90,528人 | 約54% |
| 東京 | 434,564人 | 約43% |
| 秋葉原 | 221,421人 | 約43% |
※JR東日本「各駅の乗車人員 2024年度」より作成しました。割合は乗車人員に占める定期の比率を計算したものです。
神田・東京・秋葉原は山手線で隣り合う3駅です。それでも定期の割合には10ポイント以上の開きがあります。東京駅は出張や旅行の利用、秋葉原駅は買い物の利用が多いためと考えられます。神田駅は、この3駅のなかで最も通勤に寄った駅です。
逆に言えば、買い物客や来街者に届けたいのであれば、神田駅は最適とは言えません。同じ路線の隣の駅のほうが合う場合があります。
事業所への配布と組み合わせます
神田で働いている人に届けたい、という目的であれば、駅頭配布だけでは取りこぼしが出ます。神田駅を使わずに通勤している人が多いからです。
神田駅の周辺には、東京駅、秋葉原駅、大手町駅、小川町駅、新日本橋駅などが徒歩圏に散らばっています。神田のオフィスで働く人が、どの駅を使っているかは一様ではありません。駅頭配布で届くのは、その駅を使う人だけです。
この場合、事業所限定のポスティングを組み合わせる方法があります。オフィスのポストに直接投函するため、通勤経路に関係なく届きます。街頭配布で当日の接触をつくり、事業所配布で網羅する、という組み方です。
街頭配布と事業所配布、両方まとめてご相談いただけます
どちらが合うのか、組み合わせるならどう分けるのか。
目的をお聞かせいただければ、配布設計からご提案します。
0120-107-209
受付 10:00〜20:00/年中無休
配布場所を決めるときの確認事項
出入口は4か所あります
神田駅の出入口は東口・西口・南口・北口の4か所です。どの出入口の前に立つかで、通る人も、その先に広がる街も変わります。
東口側は中央通りに向かう方面、西口側は西口商店街のある方面です。人の量だけでなく、歩道の幅や交差点との位置関係も出入口ごとに違います。地図の上で1点に絞ったうえで、実施を予定している曜日と時間帯に現地を確認してください。
西へ進むと管轄の警察署が変わります
道路上で街頭配布を行う場合、道路交通法に基づく道路使用許可が必要になることがあります。申請先は、その道路の場所を管轄する警察署です。
神田駅の所在地である鍛冶町二丁目は、万世橋警察署の管轄です。ところが西口を出て西へ進むと内神田に入り、こちらは神田警察署の管轄になります。さらに内神田三丁目は、番地によって管轄が分かれています。1番から6番、8番から11番、15番、16番、24番は神田警察署、それ以外の街区は万世橋警察署です。
数百メートルの移動で申請先が変わります。「神田駅前」と決めただけでは申請先が確定しませんので、地図に配布地点を落としたうえで、事前に確認してください。許可の要否を判断するのも所轄の警察署です。
神田駅で配布を組み立てる順番
神田周辺の店への来店告知なのか、どこからでも使えるサービスなのか。ここで神田駅が向いているかどうかが決まります。
朝の出勤時間帯か、昼休みか、夕方の帰宅時間帯か。人の向きが変わりますので、配布物の性格に合わせて選んでください。土日は原則として外します。
東口・西口・南口・北口から選び、地図に印がつけられる粒度まで絞ります。申請書には実施場所を示す地図を添えることになります。
鍛冶町側なら万世橋警察署、内神田側なら神田警察署が窓口になります。受付は平日の日中のみで、交付までに数日かかりますので、日程が固まった時点で相談してください。
神田で働く人を網羅したい場合は、街頭配布だけでは届きません。オフィスへの投函を組み合わせるかどうかを、この段階で決めておきます。
よくあるNG例
NG例1:土日に実施する
千代田区の昼夜間人口比率は1,753.7です。休日は人の量も性格も変わります。オフィス街での街頭配布は平日に組んでください。
NG例2:地域を限定した告知を配る
「この地区にお住まいの方へ」という条件が付いた紙面は、受け取った人の自宅がその地区にある確率が低くなります。神田駅で配るなら、条件のない内容にしてください。
NG例3:駅頭配布だけで神田のオフィスを網羅しようとする
神田駅の周辺には複数の駅が徒歩圏にあります。神田で働く人が全員神田駅を使っているわけではありません。網羅が目的なら事業所配布を足してください。
NG例4:「神田駅前」のまま申請先を決める
鍛冶町側は万世橋警察署、内神田側は神田警察署です。内神田三丁目は番地によっても分かれます。地点を絞ってから確認してください。
NG例5:数年前の資料にある配布ポイントをそのまま使う
目印にしていた店舗が入れ替わっていることがあります。オフィス街は建て替えも多い区域です。実施のたびに現地を確認してください。
よくあるご質問
神田駅で土日に配ることはできますか
実施自体は可能です。ただし千代田区は昼夜間人口比率が全国で最も高く、休日は平日と人の量も性格も大きく変わります。休日の来街者に届けたい目的があるのでなければ、平日をおすすめします。
神田駅の構内で配ることはできますか
駅の構内や敷地は鉄道事業者が管理しており、道路使用許可とは別の話になります。管理者の承諾が必要です。神田駅にはJR東日本と東京メトロが乗り入れていますので、どの区域にあたるかによって相談する相手が変わります。
許可の申請はどれくらい前に行えばよいですか
警視庁の案内では、道路使用許可の受付は平日の午前8時30分から午後4時30分までで、手数料の納付から許可証の交付まで通常は数日を要するとされています。必要な日数は内容や警察署によって変わりますので、日程が決まった時点で所轄へご確認ください。
何人まで配布員を立てられますか
一律の人数が決まっているわけではありません。歩道の幅や通行量、周辺の交差点や横断歩道との位置関係によって判断が変わります。人数と立ち位置を含めて、事前に相談する内容として扱ってください。
街頭配布と事業所配布はどう使い分けますか
その日のうちに動いてもらいたい告知は街頭配布、神田で働く人を漏れなく押さえたい場合は事業所配布が向きます。両方を組み合わせて、街頭配布で認知をつくり、事業所配布で回数を重ねる形も取れます。目的をお聞かせいただければ配分をご提案します。
まとめ
神田駅は、平日の朝夕に人が多く、受け取ってもらえる数だけを見れば条件のよい駅です。JR東日本の2024年度の乗車人員は90,528人で、うち約54%が定期利用でした。隣の東京駅や秋葉原駅より通勤に寄った駅だと言えます。
その一方で、受け取る人はここに住んでいません。千代田区の昼夜間人口比率は1,753.7で全国の市区町村で最も高く、配ったものの多くは千代田区の外へ持ち帰られます。地域を限定した告知は、この街では条件に合う人の割合が下がります。逆に、神田周辺の店への来店告知や、どこからでも使えるサービスであれば、そのまま活きます。
配布スタンダードでは、街頭配布と事業所へのポスティングを両方お引き受けしています。神田駅で何を配るのが合うのか、駅頭だけで足りるのか、事業所配布を足すべきか。配布物の性格をお聞かせいただければ、そこから設計をご提案します。配布場所が決まっていない段階でお声がけください。
配るものが決まっていれば、合う駅からご提案できます
神田駅に限らず、全国の駅前・街頭での配布に対応しています。
事業所への投函と組み合わせた設計もお任せください。
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