遠野市のポスティング|種類で絞ると漏れる住宅があります

遠野市のポスティング|種類で絞ると漏れる住宅があります

「一戸建てだけに配る」「集合住宅だけに配る」。この2つを合わせれば、その範囲の住宅は全部になる。そう考えてしまいがちですが、実際にはそうなりません。

住宅の建て方には、一戸建てと共同住宅のほかに、長屋建てや、住宅以外の建物に住む世帯といった分類があるためです。遠野市では、この「どちらでもない住宅」がまとまってある区分があります。鶯崎町は132世帯のうち、一戸建てが13、共同住宅が4。残る115世帯は、どちらの指定でも配布の対象になりません。

この記事では、遠野市の世帯数と全域の配布可能部数を確認したうえで、建物の種類がどう分布しているのかを整理します。結論から言えば、この市で全部に届く方法は軒並み配布だけです。

この記事の結論

  • 世帯数は9,355世帯。全域に配ると約6,500部です
  • 共同住宅は市の約7%しかありません。しかもその97%が2か所に集まっています
  • 一戸建てと共同住宅を足しても、市の世帯の約93%にしかなりません
  • 鶯崎町は132世帯のうち、一戸建て13・共同住宅4。残る115は種類の指定では拾えません
  • この市で全部に届く方法は、軒並み配布だけです

遠野市の世帯数と全域の配布可能部数

令和7年国勢調査の速報(岩手県が令和8年4月に公表したもの)による人口・世帯数は次のとおりです。

区分 令和7年 令和2年 増減
人口 22,653人 25,366人 ▲2,713人(▲10.7%)
世帯数 9,355世帯 9,622世帯 ▲267世帯(▲2.8%)
1世帯当たり人員 2.42人 2.64人 ▲0.22人

全域に配る場合の部数は、9,355世帯 × 0.7 = 約6,500部が目安です。0.7を掛けているのは、投函をお断りしている建物などを差し引くためです。一戸建てが多い市なので実際の割合はもう少し高くなる見込みですが、範囲が確定した段階で現地を確認して詰めます。

人口の減り方が大きい市です

人口の減少率10.7%は、岩手県の内陸にある9つの市のなかで最も大きい数字です。参考までに、盛岡市3.8%、北上市2.3%、滝沢市3.3%、奥州市8.0%、一関市8.9%となっています。

世帯数のほうは2.8%の減少にとどまっています。人口が1割減っても、投函する軒数は3%ほどしか減っていないということです。前回と同じ範囲を指定した場合、部数はおおむね維持されます。ただし1部が届く人数は2.64人から2.42人へ下がっていますので、前回の反響率と比べるときはこの点も見ておいてください。

共同住宅は2か所にしかありません

建て方別の内訳は令和7年の速報には含まれないため、ここでは平成27年国勢調査の町丁・字等別集計をもとに見ます。当時の一般世帯9,926のうち、一戸建てが8,489(約85%)、共同住宅はわずか713(約7%)でした。

しかも、その分布が極端です。

区域 区分の数 一般世帯 うち共同住宅
中心部(「〇〇町」と早瀬町一〜四丁目) 18 3,010 430
松崎町白岩 1 1,392 266
その他 30 5,524 17

市内の共同住宅713のうち696、つまり約97%が中心部と松崎町白岩の2か所に集まっています。残りの30区分には、5,524世帯(市の約56%)が住んでいますが、共同住宅は17戸しかありません。

共同住宅が1戸もない区分は26あり、合わせて4,167世帯(市の約42%)です。綾織町、附馬牛町、土淵町、青笹町、上郷町の各区分がほぼすべてこれにあたります。

種類を足しても、全部にはなりません

ここからが、この市で注意していただきたい点です。

国勢調査の「住宅の建て方」は、一戸建て、長屋建て、共同住宅、その他に分かれています。加えて「住宅以外の建物に住む世帯」もあります。一戸建てと共同住宅は、そのうちの2つでしかありません。

遠野市の場合、一戸建て8,489と共同住宅713を足しても9,202です。一般世帯9,926に対して724世帯(約7%)が、どちらにも入りません。

鶯崎町が極端な例です

町名 一般世帯 一戸建て 共同住宅 どちらでもない
鶯崎町 132 13 4 115(約87%)
(参考)東上組町 95 66 9 20(約21%)
(参考)穀町 194 117 42 35(約18%)

鶯崎町では、132世帯のうち一戸建てが13、共同住宅が4しかありません。残る115世帯は、一戸建て限定でも集合住宅限定でも配布の対象になりません。この町だけで市の一般世帯の1%強にあたります。

他の区分でも、どちらにも入らない世帯は2割前後あります。中心部の各町では、この割合が特に高くなっています。

この市で全部に届く方法は、軒並み配布だけです。建物の種類を指定すると、必ず一定の割合が漏れます。「一戸建て限定と集合住宅限定を両方お願いすれば全部になる」という組み方も成立しません。除きたい建物がはっきりしている場合を除き、軒並み配布でご検討ください。

範囲の決め方

必要な部数を決める
全域でも約6,500部です。商圏や予算から必要な部数が決まれば、範囲がほぼ決まります。この市では部数から入るほうが早く進みます。

中心部と松崎町白岩を含めるか決める
中心部の18区分で3,010世帯、松崎町白岩だけで1,392世帯です。この2つで市の約44%、約3,080部になります。市内で最もまとまっている範囲です。

周辺の区分を足す
宮守町下宮守591、小友町418、宮守町達曽部379、青笹町糠前328といった区分が候補です。ただし互いに離れていますので、含める数だけ移動時間が増えます。

配布方法は軒並みを基本にする
建物の種類を指定すると漏れが出ます。除きたい建物がはっきりしている場合を除き、軒並み配布でご検討ください。単価も最も抑えられます。

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ご希望の部数をお聞かせいただければ、それに合う範囲をご提案します。

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遠野市で選べる配布方法

軒並み配布

指定した範囲のポストに、建物の種類を問わず投函します。この市で全部に届く唯一の方法です。部数が最も出て、単価も抑えられます。範囲を決めたあとで迷った場合は、これを基準に考えてください。

一戸建て限定配布

一戸建てだけに投函します。ただし遠野市では一戸建てが約85%を占めるため、絞っても除かれるのは15%程度です。共同住宅がゼロの26区分(合計4,167世帯)では、除かれるのは「どちらでもない住宅」だけになります。単価が上がるわりに配布先がほとんど変わりませんので、この市では基本的におすすめしていません。

集合住宅限定配布

共同住宅だけに投函します。市内の共同住宅は713戸で、その約97%が中心部と松崎町白岩にあります。それ以外の範囲を指定すると、ほとんど部数が出ません。市内全域を指定しても713戸で、投函できない建物を差し引けばさらに減ります。この市では単価が上がるだけで部数が出ない方法です。

賃貸・分譲、ワンルームの区別

賃貸か分譲か、ワンルームかどうかは、公表されている統計では区域ごとに確認できません。もっとも、母数が713戸ですので、ここからさらに絞る意味はほとんどありません。

事業所限定配布

事業所だけに投函します。遠野市では中心部の商店と、国道沿いの事業所が対象になります。件数は住宅に比べてさらに少ないため、近隣の市町と合わせた範囲でのご提案になることが多くなります。

指定できない条件もあります

ポスティングには宛名がありません。そのため、年齢、年収、家族構成といった住んでいる人の属性で配布先を選ぶことはできません。指定できるのは町丁目までの範囲と、建物の種類です。

配り終えるまでの日数と費用

遠野市の面積は約826平方キロメートルで、1平方キロメートル当たりの世帯数はおよそ11です。市域は遠野盆地とその周囲の山地からなり、住宅は盆地の中心部と、そこから伸びる谷筋の集落に分かれています。

日数に効くのは、範囲に含める集落の数です。中心部の18区分と松崎町白岩はまとまっていますので、部数から日数を出せます。反対に、綾織町、附馬牛町、土淵町、青笹町、上郷町、宮守町といった区分を足すと、集落と集落の間の移動時間が加算されます。とくに宮守町は市の西端にあり、中心部から離れています。見積りの段階でこの内訳をお示しします。

ポスティングは配布員が徒歩で1軒ずつ投函していきます。そのため「この日に一斉に届く」という配り方はできません。イベントやセールに合わせる場合は、当日から逆算して、配布を終える日を決めてください。

遠野市でよくある失敗

一戸建て限定と集合住宅限定を合わせて全域と考える
この2つを足しても市の約93%にしかなりません。どちらにも入らない住宅が約7%あり、鶯崎町のようにその割合が9割近い町もあります。全部に届けるなら軒並み配布です。

集合住宅限定配布を指定する
市内の共同住宅は713戸で、その約97%が中心部と松崎町白岩にあります。全域を指定しても部数が出ず、単価だけが上がります。

一戸建て限定配布を指定する
一戸建てが約85%を占め、共同住宅がゼロの区分が26あります。絞っても配布先はほとんど変わらず、単価だけが上がります。

部数の少なさから日数を短く見積もる
全域でも約6,500部ですが、1平方キロメートル当たり約11世帯という密度です。とくに宮守町のように離れた区分を含めると、日数が大きく伸びます。

法人向けの商材を住宅に配る
会社の設備やサービスを検討するのは職場にいる時間です。自宅のポストに入っていても、決裁する立場の人に届くとは限りません。事業所限定配布をご検討ください。

よくあるご質問

市内全域に配ると何部になりますか。

約6,500部です。令和7年国勢調査の速報による9,355世帯に0.7を掛けた目安で、投函をお断りしている建物などを差し引いた数字です。一戸建てが多い市なので実際の割合はもう少し高くなる見込みで、範囲が確定した段階で現地を確認して部数を確定します。

一戸建てだけに絞ることはできますか。

できますが、この市では意味がほとんどありません。一戸建てが約85%を占め、共同住宅がゼロの区分も26あります。ご希望があれば軒並み配布と両方の見積りをお出ししますので、金額を見比べてご判断ください。

集合住宅だけに配ることはできますか。

おすすめしていません。市内の共同住宅は713戸で、その約97%が中心部と松崎町白岩に集まっています。全域を指定しても部数が出ず、単価だけが上がります。共同住宅を対象にしたい場合は、盛岡市や花巻市など近隣を含めた範囲でご相談ください。

中心部だけに配ると何部になりますか。

中心部の18区分で3,010世帯、約2,100部です。松崎町白岩を加えると4,402世帯、約3,080部になります。市内で最もまとまっている範囲ですので、日数も全域より大きく短縮できます。

配布が終わったことは、どのように確認できますか。

配布員はGPS端末を持って配布し、移動の軌跡を記録しています。配布後にエリア単位の配布実績と写真を添えたレポートをご提出しますので、どこにどれだけ配られたかをご確認いただけます。

まとめ

遠野市でポスティングを検討するときは、建物の種類での指定を最初に外してください。一戸建てと共同住宅は、住宅の建て方の分類のうちの2つでしかありません。この市では、一戸建て8,489と共同住宅713を足しても9,202で、一般世帯9,926に対して724世帯(約7%)がどちらにも入らないためです。鶯崎町にいたっては、132世帯のうち一戸建て13・共同住宅4で、残る115世帯は種類の指定では拾えません。

共同住宅そのものも市の約7%しかなく、その97%が中心部と松崎町白岩の2か所に集まっています。市の世帯の約56%が住む30区分には、共同住宅が17戸しかありません。集合住宅限定も一戸建て限定も、この市では単価が上がるだけで結果が変わらない方法です。

世帯数は9,355世帯で全域なら約6,500部です。中心部の18区分と松崎町白岩で市の約44%にあたる約3,080部になり、ここが最もまとまった範囲です。決めていただくのは範囲だけで、配布方法は軒並みを基本にお考えください。

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