田園調布駅のサンプリング|街頭配布では住む人を選べません

田園調布駅のサンプリング|街頭配布では住む人を選べません

「田園調布で配りたい」というご相談をいただくとき、その背後にあるのはたいてい「この街に住んでいる層に届けたい」という意図です。高額な商材やサービスをお持ちの企業から、名指しでご依頼をいただくことがあります。

ただ、街頭配布でその意図を実現することはできません。通りかかった方がこの街の住民なのか、どのくらいの所得なのかを、配布員が確認する手段がないからです。田園調布駅は東急東横線と目黒線が接続する駅で、この街に住んでいない人も日常的に通ります。

この記事では、田園調布駅で街頭配布を行う場合に何ができて何ができないのかを整理し、そのうえで「この街の世帯に届けたい」という目的に対して現実的な方法をご提案します。結論を先に書くと、目的によっては街頭配布ではなくポスティングをおすすめしています。

この記事の結論

  • 街頭配布では、相手の居住地も所得も確認できません。「富裕層に配る」という指定はできません
  • 田園調布駅は東横線と目黒線の接続駅で、この街に住んでいない通行人も相当数います
  • 駅の西側と東側で街の性格が大きく違います。立ち位置で通る人が変わります
  • 道路使用許可の申請先は田園調布警察署です。ただし西へ行くと世田谷区に入ります
  • この街の世帯に確実に届けたい場合は、町丁目で範囲を切れるポスティングのほうが向きます

「富裕層に配る」という指定はできません

これは田園調布に限った話ではありませんが、この駅ではとくにご相談が集中しますので、最初にはっきり書いておきます。

街頭配布で確認できるのは、その人がその場所をその時間に通ったという事実だけです。住んでいる場所、世帯の構成、収入、いずれも確認できません。見た目で判断することもできませんし、判断すべきでもありません。「田園調布駅前で配れば富裕層に届く」という設計は、実行できないものだとお考えください。

駅を使う人が全員この街の住民ではありません

田園調布駅は東急東横線と目黒線が接続する駅です。この街に用があって降りる人だけでなく、乗り換えのために通る人、駅の東側や周辺の地域から利用する人が日常的に混ざります。

街頭配布でできるのは、場所と時間帯を選ぶことで対象に近づけることだけです。それでも「この街の世帯」という単位で切ることはできません。目的が「田園調布に住んでいる世帯に届けること」であれば、次の2つのどちらかをご提案しています。

  • ポスティング:町丁目の単位で範囲を切れます。田園調布三丁目、四丁目といった指定が可能です
  • 街頭配布は認知を広げる目的に限定する:誰に届いたかは問わず、通行量から部数を積み上げます

駅の西側と東側で街が変わります

田園調布駅は東西で性格がまったく違います。立ち位置を決めるときは、どちら側かを先に決めてください。

方面 先にあるもの 通る人の性格
西口側 駅前広場を起点に放射状に延びるいちょう並木と、低層の戸建て住宅地 この街に住む人が中心です。商業施設が少なく、駅を出た人はそのまま家へ向かいます
東口側 商店、バスの発着場、環八通り方面 買い物や乗り継ぎの流れがあります。西口より通行量が多くなります

西口側は対象への当たりやすさが高い代わりに、通行量は限られます。加えて立ち止まる理由のある施設が少ないため、駅を出た人は足を止めません。東口側は通行量が増えますが、そのぶん通る人の性格は広がります。

この街は環境の維持に長く力を入れてきた地域です

田園調布は大正時代後期に開発された住宅地で、住民組織である一般社団法人 田園調布会が「田園調布憲章」などの自主的な取り決めを定めてきました。大田区もこれを踏まえ、田園調布一丁目から四丁目の約47.2ヘクタールに「田園調布地区地区計画」を定めています。この地区計画は駅前地区も対象に含んでいます。

地区計画そのものは建築物や外構、緑化に関する制限で、街頭配布を直接規制するものではありません。ただ、この街が景観と住環境の維持に長く力を注いできたことは、配布の計画に反映しておくべき前提です。配布物が路上に捨てられれば、他の街よりも目立ちますし、苦情にもつながりやすくなります。回収の体制まで含めて設計してください。

道路使用許可と、区の境

公道で物を配り、それが一般交通に著しい影響を及ぼす場合には道路使用許可が必要です。申請先はその道路の場所を管轄する警察署の交通規制係で、駅の所在地である大田区田園調布は田園調布警察署の管内です。

ただし注意が必要なのは区の境です。駅の西側を進むと、途中から世田谷区玉川田園調布に入ります。ここから先は玉川警察署の管内になります。放射状に延びる街路を歩いていくと、どこかで区が変わるということです。立ち位置が駅前広場の周辺にとどまるのであれば問題ありませんが、街路に沿って複数の地点に配布員を置く場合は、番地まで確認する必要があります。

警視庁の案内によれば、東京都内での申請の受付は平日の8時30分から16時30分まで、工事・作業以外の手数料は2,100円です。2つ以上の警察署にまたがる場合はいずれか一方に申請できますが、管轄違いの申請は補正が必要になります。

また、駅前広場や駅舎の周辺には、道路とは扱いの違う部分があります。下見の段階で、立とうとしている地点がどの扱いになるのかを確認します。

時間帯で通る人が入れ替わります

平日の朝
都心方面へ向かう通勤・通学の流れが集中します。この駅で最も人数がまとまる時間帯ですが、電車に乗る側なので足は止まりません。渡しやすいサイズの配布物に向きます。

平日の日中
人数は大きく減ります。この街に用のある人と、周辺から来る人が中心です。人数を追う時間帯ではありませんが、立ち止まってもらえる割合は高くなります。

平日の夕方以降
流れが駅から街へ向かう方向に変わります。帰宅する人が中心で、そのまま家へ向かうため滞留しません。持ち帰って読むものが向く時間帯です。

土日祝
通勤の流れがなくなり、買い物や外出の流れに変わります。平日より遅い時間に動き始めます。駅の東側の商店に用がある人の割合が上がります。

田園調布周辺での配布方法をご相談ください

街頭配布とポスティングのどちらが目的に合うか、部数と対象からご提案します。
街頭配布が向かない場合は、その旨も正直にお伝えします。

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受け取り率を左右するもの

滞在する場所がありません

大きな商業施設や広場のベンチのような、人が滞留する場所が駅前にほとんどありません。通行人は移動している途中の状態で通り過ぎます。この駅では「立ち止まってもらう」ことを前提にした配布物は向きません。歩きながら受け取れるものにしてください。

同じ人が毎日通ります

住宅地の駅ですので、通勤・通学で使う人は毎日同じ時間に同じ道を通ります。連日実施すると同じ方に何度も声をかけることになり、印象が悪くなります。日を空けるか、1日で配りきる部数に抑えるのが現実的です。

回収の体制

この街では、路上に捨てられた配布物がとくに目立ちます。配って終わりにせず、実施後に周辺を確認する体制を組んでください。当社では現場のスタッフが対応します。

属性は確認できません

繰り返しになりますが、街頭配布では相手の居住地も世帯の状況も確認できません。場所と時間帯で近づけることはできますが、選んで渡すことはできない前提でご検討ください。

当社の対応

サンプリング・街頭配布では、専属のスタッフが現場を指揮し、配布員の配置や声の掛け方を実施中に調整します。道路使用許可については、立ち位置の扱いと管轄を確認したうえで申請の手配まで対応します。

そのうえで、目的によってはポスティングをご提案します。田園調布であれば町丁目の単位で範囲を指定でき、この街の世帯に確実に届けられます。一戸建てが中心の地域ですので、投函できる割合も高くなります。街頭配布とポスティングを比べた見積りをお出しできますので、金額と届く先を見比べてご判断ください。

田園調布駅の街頭配布でよくある失敗

「富裕層に配る」という前提で計画する
街頭配布では相手の所得も居住地も確認できません。地名から連想した層に届くという設計は成立しません。目的がその層への到達であれば、方法そのものを見直す必要があります。

通行量から部数を見込む
この駅を使う人が全員この街の住民ではありません。乗り換えや周辺地域からの利用も含まれます。部数は「この街の人」ではなく「通る人」の数から積み上げてください。

立ち止まってもらう前提の配布物を用意する
駅前に滞留する場所がないため、通行人は歩きながら通り過ぎます。説明が必要なものや、その場で記入してもらうものは向きません。

連日同じ場所で実施する
住宅地の駅では、同じ人が毎日同じ時間に通ります。連日の実施は同じ方への繰り返しになり、印象を損ないます。

回収を考えずに配る
景観の維持に長く力を入れてきた地域です。路上に捨てられた配布物は他の街より目立ち、苦情の対象になります。

よくあるご質問

田園調布に住んでいる人に絞って配れますか。

街頭配布ではできません。通りかかった方の居住地を確認する手段がないためです。この街の世帯に届けたい場合は、町丁目の単位で範囲を指定できるポスティングをおすすめしています。両方の見積りをお出しできますので、比べてご判断ください。

道路使用許可はどこに申請しますか。

駅の所在地である大田区田園調布は田園調布警察署の管内です。ただし西へ進むと世田谷区玉川田園調布に入り、そこから先は玉川警察署の管内になります。複数の地点に配布員を置く場合は、番地まで確認します。警視庁の案内では受付は平日8時30分から16時30分まで、手数料は2,100円です。

西口と東口のどちらがよいですか。

目的によります。この街に住む人の割合を優先するなら西口側、人数を優先するなら東口側です。ただし西口側は通行量が限られ、立ち止まる理由のある施設も少ないため、部数は控えめに見込んでください。

どのくらいの部数を配れますか。

立てる場所の数と時間帯によります。この駅は住宅地の駅で、都心のターミナルとは規模が違います。下見のうえで現実的な数字をお出ししますので、想定の部数を先にお聞かせいただけると話が早く進みます。

実施後はどのような報告がありますか。

配布数と残数、時間帯ごとの状況、現場の写真をまとめてご報告します。反応の様子や断られた理由の傾向もお伝えしますので、次回の方法の選び方にもお使いいただけます。

まとめ

田園調布駅での街頭配布について、最初にお伝えしておきたいのは、この方法では相手を選べないということです。通りかかった方がこの街に住んでいるのか、どのくらいの所得なのかを確認する手段はありません。田園調布駅は東横線と目黒線が接続する駅で、この街に住んでいない人も日常的に通ります。「田園調布で配れば富裕層に届く」という設計は成立しません。

そのうえで街頭配布を選ぶのであれば、西口側か東口側かを先に決めてください。西口側は住む人の割合が高い代わりに通行量が限られ、東口側は人数が出る代わりに通る人の性格が広がります。駅前に滞留する場所がないため、歩きながら受け取れる配布物にすること、そして住宅地の駅なので連日の実施を避けることも押さえておいてください。

目的が「この街の世帯に届けること」であれば、ポスティングのほうが確実です。町丁目の単位で範囲を指定でき、一戸建てが中心の地域なので投函できる割合も高くなります。どちらの方法が目的に合うかから、ご相談させてください。両方の見積りをお出しします。

田園調布周辺の配布は配布スタンダードへ

街頭配布は、下見による立ち位置の選定、道路使用許可の確認と手配、当日の現場指揮まで一括で承ります。

ポスティングは町丁目単位での範囲指定に対応し、GPSログとエリア単位の配布実績、写真付きのレポートをご提出します。

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