軒並み配布と選別配布|単価が安いのはどちらか、該当率で決まる

軒並み配布と選別配布|単価が安いのはどちらか、該当率で決まる

ポスティングを発注するとき、配布方法を選ぶ場面があります。指定エリアの全戸に配るか、建物の種別を絞って配るかです。

一般に、全戸に配るほうが単価は安くなります。しかし安いほうが得だとは限りません。狙う層が半分しかいない地区で全戸に配れば、半分は無駄になるからです。

この記事では、配布方法の種類を整理したうえで、どちらが安く済むかを計算する方法を示します。

この記事の結論

  • 軒並み配布は指定エリアの全戸へ。単価が最も安くなります
  • 選別配布は建物の種別で絞る方法。単価は上がります
  • どちらが得かはその地区の該当率で決まります
  • 該当率が低い地区ほど、選別したほうが安く済みます
  • 迷ったら、両方の見積を取って比べてください

配布方法の種類

まず用語を整理します。呼び方は業者によって多少異なりますが、実務ではおおむね次のように分かれます。

方法 内容 別の呼び方
軒並み配布 指定エリア内の投函できる全戸に配布 全世帯配布、ローラー配布
戸建て限定 一戸建てのみに配布 戸建て配布
集合住宅限定 マンション・アパートのみに配布 集合配布
事業所配布 店舗・事務所のみに配布 事業所限定

下の3つをまとめて「選別配布」と呼びます。軒並み配布と全世帯配布は、実務上ほぼ同じ意味です。

絞れるのは「建物の種別」までです

ここは正確に押さえてください。選別配布で指定できるのは、建物の外観から判別できる条件だけです。

年齢、年収、家族構成、購買履歴。これらでは絞れません。宛名がないためです。「選別配布ができる」という説明を、個人属性で絞れると受け取ると、実施段階で認識のずれが出ます。

単価の差は、手間の差です

選別配布の単価が高くなるのは、配布員が判断しながら歩くためです。

軒並み配布の場合

順に投函していけば済みます。迷う場面が少なく、1時間あたりの配布数が上がります。移動の無駄も少なくなります。

選別配布の場合

対象外の建物を飛ばしながら進みます。該当しない家の前を通過するだけの時間が発生します

戸建てと集合住宅が混在する地区では、この差が大きくなります。結果として、1枚あたりの単価が上がります

どちらが安いかは、該当率で決まります

単価だけを比べても判断できません。「狙う層1軒に届けるのに、いくらかかったか」で比べてください。

考え方はこうなります。

  1. 対象エリアの該当率を確認する(例:戸建てが何割か)
  2. 軒並みの場合:単価 ÷ 該当率 = 狙う層1軒あたりの費用
  3. 選別の場合:選別配布の単価が、そのまま1軒あたりの費用
  4. この2つを比べる

該当率が高い地区(たとえば戸建てがほとんど)なら、軒並みのほうが安く済みます。選別する意味がありません。

該当率が低い地区(戸建てが3割程度)なら、軒並みでは7割が無駄になります。選別の単価が多少上がっても、こちらのほうが安くなります。

実際の単価は仕様やエリアによって変わるため、両方の見積を取って計算してください

軒並み・選別の両方で、お見積りします。

対象エリアの世帯構成を踏まえて、どちらが適しているかをご提案します。
比較の材料としてお使いください。

0120-107-209

受付 10:00〜20:00/年中無休

無料見積り相談はこちら

選別配布が向く場合

狙う層 選ぶ方法 理由
持ち家の所有者 戸建て限定 賃貸に配っても、リフォームや売却の対象になりません
単身・若年層 集合住宅限定 ワンルームが多い区画では効率が上がります
引越しを控える層 集合住宅限定 入れ替わりが多いのは賃貸です
法人・事業者 事業所配布 住居に配っても決裁者に届きません

戸建て限定が効きやすい商材

外壁塗装、屋根の修理、庭木の手入れ、不動産の売却査定、太陽光設備。いずれも建物の所有者でなければ判断できない商材です。

賃貸に住む人に配っても、決められません。この場合、選別する意味が明確にあります。

集合住宅限定が効きやすい商材

デリバリー、引越し、不用品回収、賃貸の募集。入れ替わりが多く、生活を新しく組み立てる層が多いためです。

軒並み配布が向く場合

誰でも顧客になり得る商材

飲食店、美容室、整体、クリーニング、スーパー。戸建てか賃貸かで、来店するかどうかは変わりません

この場合、選別する理由がありません。単価の安い軒並み配布が合理的です

認知を広げたい場合

開業の告知、移転の案内、イベントの周知。その地域全体に知ってもらうことが目的なら、絞る必要はありません

該当率が高い地区

戸建てがほとんどの住宅地で「戸建て限定」を指定しても、対象はほぼ全戸です。選別の手数料だけが上乗せされます

この場合は、軒並みで発注するほうが安く済みます。エリアの構成を先に確認してください

投函できない物件は、どちらでも除かれます

誤解されやすい点です。軒並み配布であっても、投函を断っている物件には配りません

  • 「チラシお断り」の表示がある住戸
  • 管理規約で禁止している集合住宅
  • オートロックの内側にポストがある建物
  • 管理人から断られている物件

「軒並み」は「投函できる全戸」という意味であって、禁止物件を含めて配ることではありません。

だから、部数は戸数と一致しません

地図上の戸数を合計して発注すると、実際の配布数とずれます。見積の段階で「投函できる戸数」を確認してください

発注時の確認手順

狙う層を決める
持ち家か、賃貸か、事業所か。あるいは問わないか。ここが出発点です。
対象エリアの構成を確認する
そのエリアに、狙う層がどのくらいの割合でいるか。該当率の目安になります。
両方の見積を取る
軒並みと選別、それぞれの単価と配布可能戸数を出してもらいます。
1軒あたりの費用で比べる
軒並みは「単価 ÷ 該当率」で換算します。ここで初めて比較になります。
安いほうを選ぶ
どちらが優れているかではなく、その地区でどちらが安いかで決めます。

エリアによって答えが変わります

同じ商材でも、戸建て中心の地区では軒並み、賃貸が多い地区では選別というように、地区ごとに最適な方法が変わることがあります。

町丁目単位でエリアを指定できるため、地区によって方法を変えた発注も可能です

よくある失敗

NG例1:単価だけで比較する
狙う層1軒あたりの費用で比べてください。該当率を考慮しないと判断できません。

NG例2:該当率が高い地区で選別する
戸建てがほとんどの地区で戸建て限定にすると、手数料だけが上乗せされます。

NG例3:選別配布で個人属性を指定できると考える
絞れるのは建物の種別までです。年齢や年収では指定できません。

NG例4:地図上の戸数で部数を決める
投函できない物件があります。配布可能戸数で見積もってください。

NG例5:全エリアで同じ方法にする
地区によって構成が違います。エリアごとに変えられます。

よくあるご質問

戸建てだけ、集合住宅だけに配れますか?

可能です。建物の種別を指定した配布に対応しています。

軒並みと選別、両方の見積を出してもらえますか?

対象エリアの構成を踏まえて、両方の条件でご提示します。比較のうえご判断いただけます。

エリアごとに方法を変えられますか?

可能です。町丁目単位で指定できるため、地区ごとに異なる方法での発注に対応しています。

実際に配布できる戸数は分かりますか?

投函可能な戸数をご提示したうえでお見積りします。

事業所だけに配れますか?

事業所を対象とした配布にも対応しています。ご希望の条件をお知らせください。

まとめ

軒並み配布と選別配布は、優劣ではなくその地区でどちらが安く済むかで選びます。判断の基準は該当率です。

狙う層がほとんどを占める地区なら軒並み、少数しかいない地区なら選別。単価だけを比べても、この判断はできません。両方の見積を取り、狙う層1軒あたりの費用に換算して比べてください。

どちらが安いか、計算してご提案します。

対象エリアと狙う層をお伝えいただければ、両方の条件で見積をお出しします。

0120-107-209

受付 10:00〜20:00/年中無休

無料見積り相談はこちら

反響を生む配布設計をプロがご提案します

反響を生む配布設計

プロがご提案します

お気軽にご相談ください

お気軽にどうぞ 無料見積もり相談