紙以外も配れるのか|厚み・重さ・形状で決まる投函の可否

ポスティングで配れるのは、チラシだけではありません。冊子、カタログ、ノベルティ、試供品。ポストに入る形であれば、多くのものが投函できます。
ただし、判断の基準は面積ではありません。厚み、硬さ、重さ。この3つが投函の可否を決めます。A4の紙は入るのに、それより小さい箱が入らない、ということが起こります。
この記事では、紙以外を配りたい場合の条件と、手渡しの配布に切り替えたほうがよい場面を整理します。
この記事の結論
- 投函できるかは面積ではなく厚みと硬さで決まります
- 厚みのあるものは投入口を通らないことがあります
- 重さが増えると配布単価に影響します。一度に運べる量が減るためです
- 液体・食品・割れ物は、ポスティングには適しません
- その場で渡したいものは、手渡しの配布のほうが適する場合があります
記事の目次
投函の可否は、厚みで決まります
郵便受けの投入口には、高さの制限があります。面積が小さくても、厚みがあれば通りません。
面積より、断面を見てください
A4のチラシは薄いので問題なく入ります。一方、手のひらサイズでも箱状のものは、投入口の高さを超えると入りません。「小さいから大丈夫」という判断は成り立ちません。
硬さも条件になります
厚みがあっても、柔らかければ変形して入ることがあります。逆に厚紙やプラスチックのケースは、曲げられないため通りません。厚み × 硬さの組み合わせで判断してください。
投入口の形状は建物ごとに違います
戸建てのポスト、集合住宅の集合ポスト、玄関ドアの投入口。形状も大きさもそれぞれ違います。ぎりぎりの仕様だと、一部の物件では入らないという事態が起こります。
配布できるもの・難しいもの
| 配布物 | 可否の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| チラシ・ハガキ | 問題なし | 薄すぎると折れやすい |
| カタログ・冊子 | 厚みによる | ページ数が増えると重量も増します |
| 封筒に入れたもの | 中身の厚みによる | 封入の手間が別途かかります |
| ポケットティッシュ | 物件により可否が分かれる | 厚みが投入口を超える場合があります |
| 薄い試供品(袋状) | 厚みによる | 季節や中身によって別の制約があります |
| 箱入りのノベルティ | 難しい | 厚みと硬さの両方で制約を受けます |
| 液体・食品 | 適しません | 漏れ、衛生、温度の問題があります |
| 割れ物 | 適しません | 投函時の衝撃で破損します |
迷ったら、実物で確認します
仕様書だけでは判断できないことがあります。実物または見本があれば、実施可否をより正確にお答えできます。企画の初期段階でご相談ください。
重さは、配布単価に効きます
見落とされやすい点です。配布員はその日に配る分を持って歩きます。1枚あたりが重くなるほど、一度に持てる量が減ります。
持てる量が減れば、補充のために戻る回数が増えます。増えるのは紙代ではなく、人が動く時間です。これが配布単価に反映されます。
したがって、次の点を仕様の段階で確認してください。
- 1部あたりの重量が、料金の区分をまたいでいないか
- ページ数を減らす、紙を薄くするといった調整ができないか
- 厚みを抑えるために、折り方を変えられないか
区分の境目の手前に収まれば、同じ内容量でも費用が変わります。
液体・食品が適さない理由
試供品を配りたいという相談は多いのですが、中身によっては別の手段をおすすめしています。
漏れると、周囲にも影響します
ポストの中には他の郵便物があります。液体が漏れれば、その世帯に届いた他の郵便物まで汚すことになります。苦情は、チラシに社名が書かれている依頼主に届きます。
温度の影響を受けます
ポストの中は、夏は高温になります。溶けるもの、変質するものは、届いた時点で品質が変わっている可能性があります。冬の低温で凍結するものも同様です。
いつ取り出されるか分かりません
投函してから住民がポストを開けるまで、数時間から数日かかることがあります。「配布した直後に受け取られる」前提の商材は、ポスティングには向きません。
その場で渡したいなら、手渡しの配布
ポスティングが適さない商材でも、配る方法がないわけではありません。
サンプリング(街頭・スポット配布)という選択肢
駅前、商業施設、大学、店舗前。人が集まる場所で直接手渡す方法なら、ポストの制約を受けません。
| ポスティング | 手渡しの配布 | |
|---|---|---|
| 形状の制約 | 厚み・硬さの制限がある | 手で持てれば配れる |
| 温度の影響 | 投函後、取り出されるまで時間がある | その場で渡すため影響が小さい |
| 届く相手 | 指定エリアの世帯 | その場所を通る人 |
| 受け取られるか | ポストに入れば届く | 受け取ってもらえないことがある |
それぞれ届く相手が違います。世帯に届けたいならポスティング、その場で使ってもらいたいなら手渡し。商材の性質で選んでください。
配布物の実物を見て、実施可否をご回答します。
厚みや形状で迷われている場合は、企画の段階でご相談ください。
ポスティングと手渡しの配布、どちらも対応しています。
受付 10:00〜20:00/年中無休
複数のものをまとめて配る場合
封入・セット組みの手間がかかります
チラシとクーポン、本誌と別冊。複数をまとめて配る場合、それらをセットにする作業が発生します。この工程の費用と日数を見込んでおいてください。
ばらけない形にする
重ねただけでは、投函時や取り出し時に分かれてしまいます。封筒に入れる、ホチキスで留める、折り込むといった処理が必要です。
厚みが増すことに注意
1枚ずつは薄くても、まとめると厚みが出ます。セットにした状態で投函できるかを確認してください。企画段階で見本を作っておくと確実です。
定期発行物の配布
会報、地域情報誌、季刊のカタログ。定期的に発行するものは、ポスティングと相性があります。
同じエリアに継続して届けられます
号を重ねるごとに、その地域での認知が積み上がります。配布実績が記録として残るため、号ごとにエリアを調整することも可能です。
仕様を固定すると、費用が読めます
毎号サイズやページ数が変わると、そのつど費用が変動します。仕様を固定しておけば、年間の予算が立てやすくなります。
依頼までの流れ
サイズ、厚み、重さ、形状。実物や見本があれば、より正確に判断できます。
投函できない形状の場合は、代替案や手渡しの配布をご提案します。
町丁目単位で範囲を指定できます。対象世帯数をご提示します。
搬入先、荷姿、受け入れ日。印刷会社にも伝えておく必要があります。
GPSログ、エリア単位の配布実績、写真付きレポートでご確認いただけます。
よくある失敗
NG例1:面積だけで投函できると判断する
厚みと硬さが制約になります。小さくても箱状のものは入りません。
NG例2:液体や食品を投函しようとする
漏れれば他の郵便物まで汚します。温度の影響も受けます。手渡しの配布をご検討ください。
NG例3:制作してから実施可否を確認する
配布できない形状だと、その部数が使えません。企画段階でご相談ください。
NG例4:重量を考えずにページ数を増やす
配布単価に影響します。料金区分の境目を確認してください。
NG例5:セットにした状態を確認しない
1枚ずつは薄くても、まとめると厚みが出ます。見本で確認してください。
よくあるご質問
チラシ以外も配布できますか?
厚みや形状によって判断が変わります。実物または仕様をお知らせいただければ、実施可能かを確認のうえご回答します。
試供品の配布はできますか?
形状と中身によります。ポスティングが適さない場合は、手渡しでのサンプリングをご提案します。
複数のものをまとめて配れますか?
セット組みの作業を含めて対応できます。厚みが増すため、投函可否をあわせて確認します。
定期発行物の配布もお願いできますか?
継続的な配布に対応しています。前回の実績をもとに、号ごとのエリア調整もご提案できます。
印刷から依頼できますか?
印刷から配布まで一括で対応できます。仕様の相談もあわせて承ります。
まとめ
ポスティングで配れるかどうかは、面積ではなく厚みと硬さで決まります。小さくても箱状のものは入らず、大きくても薄い紙なら問題ありません。
そして、液体や食品、割れ物は投函に向きません。その場で渡したいものは、手渡しの配布のほうが適します。どちらも届く相手が違うだけで、優劣ではありません。仕様が固まる前に、一度ご相談ください。
配布物に合わせて、方法をご提案します。
ポスティングと手渡しの配布、どちらも対応しています。まずは仕様をお聞かせください。
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