勝浦市のポスティング|範囲ではなく回数で設計します

勝浦市のポスティング|範囲ではなく回数で設計します

勝浦市の世帯数は7,976世帯です。市の全域に配っても、およそ5,500部にしかなりません。

この規模になると、範囲の絞り込みはほとんど意味を持ちません。半分に絞れば約2,700部、4分の1なら約1,400部です。絞る前に部数が尽きます

では何で設計するのか。回数です。この記事では、全域を前提にしたうえで、いつ・何回配るかをどう決めるのかを整理します。

この記事の結論

  • 勝浦市は7,976世帯です(市公表、令和8年6月末現在)。70%の見積りで全域およそ5,500部になります
  • 面積は93.96平方キロメートル、1平方キロメートル当たり約85世帯です。この連載で扱ったなかで最も薄い市です
  • この規模では範囲を絞る意味がありません。全域を前提に組みます
  • 全域に配るということは、毎回同じ相手に届くということです。1回で決めようとせず、間隔と紙面の変化で設計します
  • 就業者の約65%が市内で働いています。商圏が市内で完結しやすい市ですので、市境を越えて広げる必要は薄くなります

全域でおよそ5,500部です

7,976世帯、面積93.96平方キロメートル

勝浦市が公表している令和8年6月末現在の世帯数は7,976世帯です。市の面積は93.96平方キロメートルです。

配布スタンダードでは、配布可能数を世帯数の70%で見積もっています。残りの30%は、投函をお断りしている物件と、管理人の方に断られる場合を想定した割合です。この計算で、全域はおよそ5,500部になります。

1平方キロメートル当たり約85世帯です

世帯数を面積で割ると、1平方キロメートル当たり約85世帯です。この連載で扱ってきた市と並べます。

世帯数 面積 1km²当たり世帯数
取手市(茨城県) 49,340世帯 69.94km² 約705世帯
那珂市(茨城県) 21,723世帯 97.82km² 約222世帯
かすみがうら市(茨城県) 16,326世帯 156.60km² 約104世帯
勝浦市(千葉県) 7,976世帯 93.96km² 約85世帯

※世帯数は各市および県の公表値、面積は国土地理院の調査によります。年次は市によって異なります。

那珂市と面積はほぼ同じですが、世帯数は3分の1です。配布員が同じ距離を歩いても、投函できる件数が3分の1ということになります。

範囲を絞る意味が小さい市です

絞ると部数がすぐ尽きます

大きな市であれば、店の位置から近い町丁を並べ、予算に届くところまで足していきます。範囲を絞ることで、遠い区域に配る無駄を省けるからです。

勝浦市では、この作業があまり効きません。全域で5,500部しかないためです。市街地にあたる墨名・新官・沢倉・浜勝浦あたりを合わせても、部数は数千部にとどまります。絞った結果として残る部数が、そもそも小さいのです。

そして絞ったところで、費用が大きく下がるわけでもありません。全域を前提に組んだほうが、判断も見積りも早く済みます

千葉県全体とは逆方向に動いています

千葉県が公表した令和7年国勢調査の速報値では、県全体の人口は6,258,512人で、令和2年から25,968人減りました。大正9年の第1回調査以降で初めての減少です。一方、世帯数は2,875,923世帯で、102,083世帯増えています。1世帯当たり人員は2.18人で、前回から0.09人下がりました。

勝浦市はこの流れの外にあります。令和2年国勢調査の人口は16,927人で、平成27年の19,248人から12.1%減りました。県全体が横ばいから微減で推移するなかで、この市は大きく減っています。県の数字を当てはめて部数を見積もると、必ず多めに出ます。

だから回数で設計します

毎回同じ相手に届きます

全域配布を前提にするということは、次に配るときも同じ世帯に届くということです。大きな市のように「今回はこの区域、次回は隣の区域」という組み方ができません。

この前提に立つと、設計の考え方が変わります。1回で反応を取り切ろうとするのではなく、何回配るかと、その間隔をどうするかが中心になります。

間隔と紙面を変えます

同じ相手に同じものを短い間隔で配ると、読まれなくなります。かといって間隔を空けすぎると、前回のことを忘れられます。

実務としては、次の2つを組み合わせます。ひとつは間隔を空けること。期限のある告知でなければ、月単位で間を取ります。もうひとつは毎回内容を変えること。同じ店の案内でも、初回は店そのものの紹介、2回目は具体的な商品やサービス、3回目は季節の案内、といった形です。

小さい市ほど回数が効きます

1回あたり5,500部であれば、大きな市の1回分より費用は抑えられます。そのぶん、同じ予算で回数を重ねられます。

ポスティングは1回で結論の出る媒体ではありません。市の規模が小さいことは、回数を重ねやすいという意味では条件のよさでもあります。年間の予算をお聞かせいただければ、何回に分けるのが合うかからご提案します。

市境を越える必要は薄い市です

範囲を広げたい場合、隣接する市町村に足すという方法があります。勝浦市はいすみ市、御宿町、大多喜町などに接しています。

ただしこの市では、その必要性が高くありません。平成27年国勢調査によると、勝浦市に住む就業者9,018人のうち、市内で働いている人が5,859人です。割合にすると約65%になります。

この連載で扱った市と比べると、この数字の高さがわかります。市外へ通勤する人が多い市では、生活圏が市の外に広がっているため、市境を越えて配る意味があります。勝浦市では働く場所も買い物をする場所も市内で完結しやすいため、まず市内で組んで問題ありません。

広げるとすれば、店の位置から見て自然につながっている方向に限ってください。市境を越えた瞬間に商圏が伸びる市ではありません。

年間の予算から回数を組み立てます

1回あたり約5,500部を、何回に分けてどの間隔で配るか。
目的をお聞かせいただければ、年間の設計からご提案します。

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勝浦市で配布を組み立てる順番

全域を前提に置きます
7,976世帯で全域約5,500部です。まずこの数字を基準にしてください。絞るかどうかは、そのあとで考えます。
年間の予算から回数を決めます
1回あたりの部数が小さいぶん、回数を重ねやすくなります。年に何回配るかを先に決めると、以降の判断が速くなります。
間隔を決めます
期限のある告知なら短い間隔で重ね、認知を積み上げる目的なら月単位で間を取ります。同じ相手に届くことを前提に組んでください。
毎回の紙面を分けます
同じ内容を繰り返すと読まれなくなります。回ごとに伝えることを変えてください。印刷からお引き受けする場合は、この設計もあわせてご提案します。
配布後の記録を次に使います
どの回にどれだけ反応があったかを残しておくと、次の間隔と紙面の判断材料になります。全域配布なので、比較の条件がそろいます。

よくあるNG例

NG例1:まず範囲を絞ろうとする
全域で約5,500部しかありません。絞ると部数がすぐ尽きます。全域を前提に、回数で組んでください。

NG例2:1回で結論を出す
毎回同じ世帯に届く市です。1回の反響だけで判断すると、回数を重ねれば届いたはずの相手を取り逃がします。

NG例3:同じ紙面を繰り返す
同じ相手に同じものが届きます。回ごとに伝える内容を変えないと、2回目以降は読まれません。

NG例4:県全体の数字で部数を見積もる
千葉県の世帯数は5年で10万世帯以上増えていますが、勝浦市の人口は12.1%減りました。県の傾向は当てはまりません。

NG例5:年収や家族構成で絞ろうとする
ポスティングで指定できるのは町・字までです。建物の種別は指定できますが、そこに住んでいる方の年齢や年収、家族構成では絞れません。名簿を使わない配布方法だからです。

よくあるご質問

勝浦市の全域に配ると何部になりますか

7,976世帯(市公表、令和8年6月末現在)をもとに、70%の見積りでおよそ5,500部です。実際の部数は建物の状況によって変わりますので、ご相談いただいた段階でお出しします。

市街地だけに絞ることはできますか

できます。ただし全域が約5,500部ですので、市街地に絞ると数千部の規模になります。費用の差が小さいわりに届く範囲が狭まりますので、目的がはっきりしている場合を除いては全域をおすすめしています。

何回くらい配るのがよいですか

業種と目的、年間の予算によって変わります。期限のある告知であれば短い間隔で2〜3回、認知を積み上げる目的であれば月単位で間を取って年数回という形が多くなります。ご予算をお聞かせいただければ配分をご提案します。

いすみ市や御宿町にも配れますか

配布は可能です。ただし勝浦市は就業者の約65%が市内で働いており、商圏が市内で完結しやすい市です。まず市内で組んで、必要に応じて自然につながる方向に広げる形をおすすめします。

投函をお断りしている物件はどう扱われますか

配布禁止エリアと投函禁止物件はリストで管理しており、配布員にも共有しています。世帯数の70%という見積りは、この分を差し引いた数字です。管理体制については配布禁止エリアに関するページをご覧ください。

まとめ

勝浦市は7,976世帯、面積93.96平方キロメートルの市です。全域でおよそ5,500部になります。1平方キロメートル当たり約85世帯で、この連載で扱ったなかでは最も薄い市です。

この規模では、範囲を絞る作業がほとんど効きません。全域を前提に置いて、回数と間隔で設計するのがこの市の組み方です。毎回同じ世帯に届きますので、1回で結論を出そうとせず、回ごとに内容を変えながら重ねてください。1回あたりの費用が抑えられるぶん、同じ予算でも回数を確保しやすくなります。

配布スタンダードでは、印刷から配布まで一括でお引き受けしています。年間の予算と目的をお聞かせいただければ、何回に分けてどの間隔で配るか、毎回の紙面をどう変えるかまで含めてご提案します。回数が決まっていない段階でお声がけください。

小さい市だからこそ、重ねられます

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