柏原市のポスティング|部数は同じでも届く人数は減っています

柏原市(かしわらし)の世帯数は、令和7年国勢調査の速報値で29,920世帯です。令和2年の30,009世帯から89世帯減りました。率にして0.30%ですから、実務上はほとんど動いていないと言えます。
一方で人口は3,085人(4.49%)減りました。配布先の数は据え置き、そこに住んでいる人は減っているという形です。
この差は、部数の表では見えません。前回と同じ部数を発注すれば、同じ枚数が同じだけのポストに入ります。変わっているのは、その1枚が何人の目に触れるかのほうです。この記事では、柏原市でその変化をどう扱うかを整理します。
この記事の結論
- 柏原市は29,920世帯(△89世帯、△0.30%)です。配布可能数を世帯数の70%で見積もると、全域でおよそ21,000部で、前回とほぼ同じです
- ただし1世帯当たり人員は2.29人から2.20人に下がりました。同じ21,000部を配っても、届く人数は約2,000人少なくなります
- 大阪府全体の世帯数は4.16%増えています。柏原市は世帯数が減った9市7町1村の側にあります
- 「人口が減っても世帯は増えるから配布先は減らない」という説明は、柏原市には当てはまりません
- 部数を変える必要はほぼありません。見直すのは紙面の中身と、成果の測り方です
記事の目次
配布先そのものはほとんど減っていません
減ったのは89世帯です
大阪府が公表した令和7年国勢調査の速報値によると、柏原市の世帯数は29,920世帯でした。令和2年は30,009世帯ですので、89世帯の減少です。
配布スタンダードでは、配布可能数を世帯数の70%で見積もっています。残りの30%は、投函をお断りしている物件と、管理人の方に断られる場合を想定した割合です。この計算では、全域でおよそ21,000部になります。前回もおよそ21,000部でしたので、部数の見積りとしてはほぼ変わりません。
人口密度は1平方キロメートル当たり2,593人で、大阪府43市町村のうち27番目です。市域の広さと配布先の数のバランスは、府内では中位にあたります。
ただし大阪府では世帯が減った側にいます
大阪府全体の世帯数は4,307,758世帯で、令和2年から171,879世帯(4.16%)増えました。世帯数は昭和30年の調査から一貫して増え続けています。
市町村別に見ると、24市2町で増加、9市7町1村で減少でした。柏原市は減少した側の9市に含まれます。減少数が大きいのは門真市(1,843世帯)、河内長野市(850世帯)、貝塚市(476世帯)で、柏原市の89世帯はそのなかでは小さい部類です。
ポスティングの説明では「人口が減っても世帯数は増えるので配布先は減らない」と言われることがあります。全国的にはそのとおりですが、柏原市ではその前提が成り立っていません。減り方が小さいので実害は出ていませんが、増える前提で部数を積み増すと余ります。
減っているのは1部あたりの人数です
2.29人から2.20人へ下がりました
柏原市の1世帯当たり人員は2.20人です。令和2年の2.29人から0.09人減りました。大阪府43市町村のなかでは28番目で、府平均の2.03人よりは大きい水準です。
大阪府では、令和7年の調査ですべての市町村の1世帯当たり人員が減っています。柏原市もその流れの中にあります。
同じ部数でも届く人数は減ります
この0.09人の差を、部数に掛けてみます。
| 令和2年 | 令和7年 | |
|---|---|---|
| 世帯数 | 30,009世帯 | 29,920世帯 |
| 1世帯当たり人員 | 2.29人 | 2.20人 |
| 全域配布の部数(70%) | 約21,000部 | 約21,000部 |
| その部数が届く人数の目安 | 約48,100人 | 約46,100人 |
※大阪府「令和7年国勢調査 大阪府の人口及び世帯数(速報)」の世帯数と1世帯当たり人員から計算しました。人数は平均値による目安です。
部数は同じ約21,000部です。ところが届く人数は約48,100人から約46,100人へ、およそ2,000人少なくなります。減少率にすると約4%です。
これは柏原市の人口が4.49%減ったことと、ほぼ同じ動きです。当然といえば当然なのですが、部数だけを見ていると気づきません。発注書の枚数は前回と同じだからです。
反響率を前回と比べるときの注意
反響数を部数で割った反響率を、前回と比較する場面があります。柏原市の場合、同じ部数でも届く人数が約4%減っていますので、反響数が前回より少なくても、紙面や配布の質が落ちたとは限りません。
比較するときは、部数だけでなく、その部数が何人に届く見込みだったかも並べておくと判断しやすくなります。配布レポートには配布した範囲を記載していますので、その範囲の世帯数と世帯人員をあわせてご確認ください。
部数ではなく紙面を見直します
1世帯2.20人が意味すること
2.20人という数字は、2人暮らしの世帯が中心で、そこに単身世帯と3人以上の世帯が混じっている状態を示しています。大阪市の1.77人ほど単身に寄ってはいませんが、以前ほど家族向けでもありません。
紙面を作るときに確かめたいのは、次の2点です。
ひとつは、数量や単位が世帯の大きさに合っているかです。家族4人を前提にした量の商品や、人数が多いほど得になる料金設定は、2.20人の市では刺さる先が限られます。
もうひとつは、誰が読む想定になっているかです。世帯人員が下がっているということは、子どものいない世帯や高齢の夫婦世帯が増えているということでもあります。世帯全体に向けた呼びかけより、読んだ本人が一人で決められる内容のほうが動きやすくなります。
部数はそのままで構いません
柏原市では、部数を減らす必要も増やす必要もほぼありません。89世帯の差は、範囲の切り方ひとつで消える程度です。
手を入れるとすれば紙面と、成果の見方です。前回の紙面をそのまま刷り直す前に、上の2点だけ確かめていただければ十分だと思います。
前回との差分をご一緒に確認します
同じ範囲で部数がどう変わるのか、届く人数がどう変わるのか。
柏原市の最新の数字でお出しします。
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柏原市で範囲を決める順番
柏原市の町名は、本郷・大正・古町・上市のように駅に近い区域と、国分本町・国分市場・田辺のように少し離れた区域、大字雁多尾畑・大字青谷のように山側の区域に分かれます。距離で円を描かず、町名で並べてください。
足し上げた世帯数に70%を掛けて部数の目安を出します。柏原市の全域でおよそ21,000部ですので、範囲を絞れば数千部の単位になります。
部数に2.20を掛けると、おおよその到達人数が出ます。部数と人数を両方書いておくと、次回比較するときに役立ちます。
市の東側には世帯数の少ない区域があります。面積の割に部数が出ませんので、届けたい相手がそこにいるかどうかで判断してください。
軒並み・一戸建て限定・集合住宅限定などから選びます。区域によって建物の構成が違いますので、範囲を決めてから選ぶ順序にしてください。
よくあるNG例
NG例1:世帯数が増える前提で部数を積み増す
柏原市は大阪府で世帯数が減った9市の1つです。全国的な傾向をそのまま当てはめると、余分に刷ることになります。
NG例2:反響率だけで前回と比べる
同じ部数でも届く人数が約4%減っています。反響数が前回を下回っても、紙面や配布の質が原因とは限りません。届く人数もあわせて確認してください。
NG例3:家族4人を前提にした紙面を使う
1世帯当たり人員は2.20人です。人数が多いほど得になる設計は、刺さる先が限られます。世帯の大きさに合った数量と単位で組み直してください。
NG例4:年収や家族構成で絞ろうとする
ポスティングで指定できるのは町丁目までです。建物の種別は指定できますが、そこに住んでいる方の年齢や年収、家族構成では絞れません。名簿を使わない配布方法だからです。
NG例5:10年前の統計をそのまま使う
柏原市の人口は、平成27年の調査では約71,000人でしたが、令和7年の速報値では65,690人です。古いデータで範囲を組むと、部数も届く人数も過大に見積もることになります。
よくあるご質問
柏原市の全域に配ると何部になりますか
令和7年国勢調査の速報値で29,920世帯ですので、70%の見積りでおよそ21,000部です。実際の部数は範囲と建物の状況によって変わりますので、範囲が決まった段階でお出しします。
前回と同じ部数で発注してよいですか
部数としては問題ありません。柏原市の世帯数は5年で89世帯の減少にとどまっており、同じ範囲であればほぼ同じ部数になります。見直していただきたいのは紙面のほうです。1世帯当たり人員が2.29人から2.20人に下がっていますので、想定している読み手が変わっている可能性があります。
集合住宅だけに配ることはできますか
建物の種別による指定はできます。ただし柏原市では区域によって建物の構成が違い、集合住宅がほとんどない町名もあります。範囲を決めてから配布方法を選ぶ順序をおすすめします。
配布したことが確認できる資料はもらえますか
GPSログ、エリア単位の配布実績、写真付きのレポートの3点でご確認いただけます。どの範囲をいつ配ったかが後から追えますので、次回の範囲を決めるときの材料にもなります。
投函をお断りしている物件はどう扱われますか
配布禁止エリアと投函禁止物件はリストで管理しており、配布員にも共有しています。世帯数の70%という見積りは、この分を差し引いた数字です。管理体制については配布禁止エリアに関するページをご覧ください。
まとめ
柏原市は29,920世帯、人口65,690人の市です。全域でおよそ21,000部になります。世帯数は5年で89世帯減っただけですので、部数の見積りは前回とほぼ変わりません。
変わっているのは、その部数が届く人数です。1世帯当たり人員が2.29人から2.20人に下がったため、同じ21,000部でも届く人数は約2,000人少なくなります。部数の表には出てこない変化です。反響数が前回を下回ったときに、紙面や配布のせいだと結論づける前に、この差を確認していただければと思います。
配布スタンダードでは、市ごとの最新の統計をもとに部数と範囲をご提案しています。柏原市の場合、部数よりも紙面の見直しのほうが効きます。前回の紙面と配布レポートがお手元にあれば、そこから何を変えるべきかをご一緒に整理できます。範囲が決まっていない段階でお声がけください。
部数の前に、届く相手を確かめませんか
柏原市の令和7年国勢調査の速報値をもとに、部数と到達人数の見通しをお出しします。
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