稲城市のポスティング|市境を越えるかは方角で判断します

「稲城市に配りたい」という依頼をいただいたとき、そのまま市域で切ってよい場合と、切ってはいけない場合があります。分かれ目は方角です。
稲城市は北側を多摩川で府中市・調布市と隔てられています。一方、南側と東側は川崎市と地続きです。同じ「市境」でも、川が挟まっている境と、道路がそのまま続いている境では、商圏の切れ方がまったく違います。
この記事では、稲城市で配布範囲を決めるときに、どちら側の市境を越えるべきかという判断のしかたを整理します。
この記事の結論
- 稲城市は44,461世帯・人口95,110人です(市公表、令和8年6月1日現在)。70%の見積りで全域およそ31,100部になります
- 1世帯当たり人員は約2.14人で、東京都全体の1.88人を上回ります。複数人で暮らす世帯が多い市です
- 北側の市境には多摩川があります。橋を渡らないと行き来できないため、商圏はここで自然に切れます
- 南側と東側は川崎市と地続きです。道路がそのまま続いているため、市境で切ると商圏の一部を落とします
- 若葉台駅の所在地は市外とされています。「駅前に配って」という指示だけでは範囲が決まりません
記事の目次
稲城市の配布先はどれくらいあるか
全域でおよそ31,100部です
稲城市が公表している住民基本台帳の集計では、令和8年6月1日現在の人口は95,110人、世帯数は44,461世帯です。
配布スタンダードでは、配布可能数を世帯数の70%で見積もっています。残りの30%は、投函をお断りしている物件と、管理人の方に断られる場合を想定した割合です。この計算で、全域はおよそ31,100部になります。
なお、住民基本台帳の世帯数と国勢調査の世帯数は集計の考え方が違うため、数字が一致しません。国勢調査は調査時にそこに住んでいる人を数えるのに対し、住民基本台帳は届け出をもとにしています。どちらの数字を見ているのかを、比較のたびに確認してください。
1世帯2.14人は東京都の平均より大きい数字です
人口を世帯数で割ると、1世帯当たり約2.14人になります。東京都全体の1世帯当たり人員は1.88人(令和7年国勢調査の速報値)ですから、稲城市はこれを上回ります。
単身世帯が中心の区部とは、届く相手が違います。家族に向けた内容、まとまった量が必要になる商品、休日に一緒に出かける先の案内は、この市の数字と合います。区部で使った紙面をそのまま持ってくると、想定している読み手がずれる可能性があります。
北側の市境には多摩川があります
橋を渡らないと行き来できません
稲城市の北側は多摩川に面しており、川の対岸が府中市と調布市です。行き来するには橋を渡ることになります。
この形は、商圏を考えるうえでは分かりやすい条件です。徒歩や自転車で日常的に往復する範囲は、川でいったん切れます。橋のたもとに店があるような場合を除けば、市境をそのまま商圏の端として扱ってかまいません。
矢野口・大丸・押立は川沿いの区域です
市の北側にあたるのが、矢野口・東長沼・大丸・押立といった区域です。ここに店がある場合、北へ範囲を広げても川に突き当たります。広げる方向は東西か南になります。
南側と東側は川崎市と地続きです
道路がそのまま続いています
稲城市の南側と東側は、川崎市の麻生区・多摩区と接しています。こちらには川も山も挟まっていません。道路がそのまま続き、住宅も連続しています。
この場合、市境は生活の切れ目になりません。市域で範囲を切ると、店から数百メートルしか離れていない世帯が範囲外になります。北側の市境と同じ感覚で扱うと、商圏の一部を落とすことになります。
若葉台駅は市外にあります
稲城市の南西部に若葉台という区域があります。ここで注意していただきたいのが、京王相模原線の若葉台駅の所在地です。駅の住所は川崎市麻生区黒川とされています。稲城市若葉台は駅の周辺に広がる区域ですが、駅そのものは市外にあります。
そのため「若葉台駅前に配ってほしい」という指示だけでは、範囲が決まりません。駅の北側の稲城市若葉台に配るのか、駅の南側の川崎市黒川まで含めるのかで、部数も見積りも変わります。駅名で範囲を伝えず、町丁の名前で伝えてください。
市境を越えるときは紙面を確認してください
配布そのものは市境を越えても問題ありません。配布スタンダードは川崎市にも対応しています。
ただし、紙面に自治体の情報を載せている場合は注意が必要です。子育て支援の制度、健診の案内、ごみの出し方、学区。これらは自治体ごとに違いますので、稲城市向けに書いた内容は川崎市側では合わなくなります。自治体名が出る部分を外した紙面にするか、市ごとに刷り分けるかを先に決めてください。
市境をまたぐ範囲もまとめてご相談いただけます
稲城市と川崎市の両方に配るのか、市内で収めるのか。
店の位置をお聞かせいただければ、範囲と部数をご提案します。
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稲城市で範囲を決める順番
市のどのあたりにあるかで、広げられる方向が決まります。北側であれば多摩川が壁になり、南側であれば川崎市へ連続します。
北へは川で伸びません。東西か南へ広げることになります。南へ広げる場合は、市境を越えるかどうかをここで判断します。
「若葉台駅前」のような駅名での指定は避けてください。駅が市外にある場合があります。町丁の名前で並べれば、部数の計算もそのままできます。
足し上げた世帯数に70%を掛けて部数の目安を出します。全域でおよそ31,100部ですので、範囲を絞れば数千部から1万部台に収まります。
自治体の制度や窓口の案内が入っている紙面は、川崎市側では内容が合いません。刷り分けるか、その部分を外してください。
よくあるNG例
NG例1:どの方角も同じように市境で切る
北側は多摩川で自然に切れますが、南側と東側は川崎市と地続きです。同じ扱いにすると、南側では商圏の一部を落とします。
NG例2:駅名で範囲を指定する
若葉台駅の所在地は市外とされています。駅名で伝えると、どこまでを含むのかが決まりません。町丁の名前で指定してください。
NG例3:市境を越えるのに紙面を1種類で通す
自治体の制度や窓口を載せた紙面は、稲城市の外に配ると内容が合わなくなります。刷り分けるか、その部分を外してください。
NG例4:年収や家族構成で絞ろうとする
ポスティングで指定できるのは町丁目までです。建物の種別は指定できますが、そこに住んでいる方の年齢や年収、家族構成では絞れません。名簿を使わない配布方法だからです。
NG例5:区部向けの紙面をそのまま使う
稲城市の1世帯当たり人員は約2.14人で、東京都全体の1.88人を上回ります。単身世帯を前提にした内容は、この市では的が小さくなります。
よくあるご質問
稲城市の全域に配ると何部になりますか
市が公表している令和8年6月1日現在の世帯数44,461世帯をもとに、70%の見積りでおよそ31,100部です。実際の部数は範囲と建物の状況によって変わりますので、範囲が決まった段階でお出しします。
川崎市側にも一緒に配れますか
配布は可能です。麻生区や多摩区の区域も対応しています。稲城市の南側・東側は地続きですので、店の位置によっては市境を越えたほうが商圏に合います。紙面に自治体の制度や窓口の案内が入っている場合は、その扱いを先に決めてください。
府中市や調布市にも広げたほうがよいですか
多摩川を挟んでいますので、徒歩や自転車で日常的に往復する範囲としては切れやすい方向です。橋のたもとに店がある場合や、車での来店を想定している場合は検討の余地がありますが、優先度としては東西や南のほうが高くなります。
配布したことが確認できる資料はもらえますか
GPSログ、エリア単位の配布実績、写真付きのレポートの3点でご確認いただけます。どの範囲をいつ配ったかが後から追えますので、次回の範囲を決めるときの材料にもなります。
投函をお断りしている物件はどう扱われますか
配布禁止エリアと投函禁止物件はリストで管理しており、配布員にも共有しています。世帯数の70%という見積りは、この分を差し引いた数字です。管理体制については配布禁止エリアに関するページをご覧ください。
まとめ
稲城市は44,461世帯、人口95,110人の市です。全域でおよそ31,100部になります。1世帯当たり人員は約2.14人で、東京都全体の1.88人を上回る水準です。
この市で範囲を決めるときに効いてくるのが、市境の性格です。北側は多摩川で府中市・調布市と隔てられており、橋を渡らないと行き来できません。ここは市域をそのまま商圏の端として扱えます。一方で南側と東側は川崎市と地続きで、道路も住宅も連続しています。同じ「市境」でも、越えるべき境と越えなくてよい境があります。若葉台駅のように、駅の所在地が市外にある場所もありますので、範囲は駅名ではなく町丁の名前で指定してください。
配布スタンダードでは、市境をまたぐ範囲設定にも、エリアごとの刷り分けにも対応しています。店の位置と届けたい相手をお聞かせいただければ、どちらの方向にどこまで広げるかからご提案します。範囲が決まっていない段階でお声がけください。
どこまで広げるか、地図を見ながら決めましょう
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