鳥取駅のサンプリング|バスターミナルの構内は県道です

駅前でのサンプリングというと、改札を出てくる人に渡す絵が浮かびます。鉄道の利用者数がそのまま部数の目安になる、という考え方です。
鳥取駅では、この見方だけでは足りません。駅のすぐ北側に鳥取駅バスターミナルがあり、県東部の路線バスがここから放射状に出ているためです。鳥取市の中心部で最も人が乗り降りする結節点は、鉄道の改札ではなくこのバスターミナルだと考えたほうが実態に近くなります。
そしてもうひとつ、押さえておいていただきたいことがあります。このバスターミナルの構内を走る道路は、鳥取県道43号鳥取福部線の一部です。施設の中に見えても道路ですので、そこで配るなら道路使用許可の話になります。この記事では、立ち位置の考え方と許可の扱いを整理します。
この記事の結論
- 鉄道の1日当たり利用者数は9,208人(2024年度、乗降人員)です
- 駅の北側に鳥取駅バスターミナルがあり、県東部の路線が放射状に出ています
- バスターミナルの構内道路は鳥取県道43号の一部。道路使用許可の対象です
- 道路使用許可の申請先は鳥取警察署です
- 中心市街地は駅の北側。若桜街道と智頭街道が北へ伸びています
記事の目次
人が動くのは駅前のバスターミナルです
鳥取駅は1978年に高架化された駅で、北口と南口があります。JR西日本の移動等円滑化取組報告書によれば、2024年度の1日当たりの利用者数(乗降人員)は9,208人です。
一方、駅の北側には鳥取駅バスターミナル(鳥取市東品治町106番地)があります。鳥取県が公表している地域公共交通の資料によれば、鳥取市中心部の主要な交通結節点は鳥取駅で、路線バスは民間2社によってここから放射状に運行されています。加えて中心市街地の循環バス、郊外や周辺町のコミュニティバス、乗合タクシー、高速バス、空港連絡バスもここに集まります。
鉄道の数字だけで部数を見込むと、実態より小さくなります。反対に、駅前を通る人がすべて鉄道の利用者だと考えるのも違います。この駅では「鉄道の改札から出る流れ」と「バスの乗降の流れ」を別のものとして数え、下見で実際に測るのが確実です。
中心市街地は駅の北側です
鳥取駅の北口を出ると、若桜街道と智頭街道が北へ伸びています。鳥取市役所や商店街はこちら側です。南口側は駅の裏手にあたり、通行量は北口より限られます。立ち位置を決めるときは、まず北口側か南口側かを決めてください。
バスターミナルの構内も道路です
ここが、この駅でいちばん注意していただきたい点です。
鳥取駅バスターミナルの構内を走る道路は、鳥取県道43号鳥取福部線の一部です。建物とのりばに囲まれた空間なので施設の内側のように見えますが、法律上は道路です。そのため、ここで配布物を配って交通に影響を及ぼす場合は、道路使用許可の対象になります。
これまでの記事でも、駅前の広場や公開空地が「見た目は道路だが道路ではない」というケースを扱ってきました。鳥取駅バスターミナルはその逆で、「見た目は施設だが道路」という形です。どちらの場合も、下見の段階で確認しておかないと当日に止められます。
申請先は鳥取警察署です
公道で物を配り、それが交通の妨げになる場合には道路使用許可が必要です。鳥取駅のある鳥取市東品治町は鳥取警察署の管内で、駅前には鳥取駅前交番(東品治町103番地2)があります。
鳥取警察署の庁舎は鳥取市千代水三丁目にあり、駅からは離れています。申請の窓口は現地ではありませんので、下見と申請を別の日程で見込んでおいてください。手数料や標準処理期間は都道府県によって異なりますので、申請前に確認します。
なお、バスターミナルは事業者が運行に使っている場所でもあります。道路使用許可が下りても、のりばの前や乗降の動線をふさぐ立ち方はできません。実際に立てる位置は、下見で確認したうえで決めます。
許可が不要になるケースの考え方は、こちらをご覧ください。
▶ チラシ配布に許可が必要ないケースってあるの?街頭配布と道路交通法
立ち位置の候補
| 立ち位置 | 通る人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 北口の駅前広場周辺 | 鉄道とバスの両方を使う人 | この駅で最も人が集まる側です。市街地へ向かう流れもここを通ります |
| バスターミナルの周辺 | バスの乗降客 | 構内道路は県道です。のりばと乗降の動線は避けます |
| 若桜街道・智頭街道の入口付近 | 中心市街地へ向かう人 | 商店街の起点にあたります。駅利用者以外も通ります |
| 南口側 | 駅の南側の施設を使う人 | 通行量は北口より限られます。人数を追う場所ではありません |
人数を優先するなら北口の駅前広場周辺、対象を絞りたいなら目的別に分かれるバスののりば周辺か、市街地へ向かう街道の入口です。ただし、この規模の駅では立てる場所の数が限られます。都心のターミナル駅のように何か所も同時に配置することはできませんので、部数の見込みはそれを前提にしてください。
受け取り率を上げるための立ち方や声の掛け方は、こちらで整理しています。
▶ ハンディング(チラシ配り)のコツと受け取り率を上げるためのポイント
時期と時間帯で通る人が変わります
平日の朝
通勤・通学の流れが集中します。鉄道とバスの両方に乗る人がいますので、駅前広場からバスターミナルへ向かう動線に人がまとまります。ただし乗り継ぎの途中なので足は止まりません。
平日の日中
人数は減ります。買い物や用事で中心市街地に来る人と、観光で駅を使う人が中心です。人数を追う時間帯ではありませんが、立ち止まってもらえる割合は上がります。
平日の夕方
流れが逆向きになります。バスターミナルで待つ人が出るため、この駅では滞留が生まれる数少ない時間帯です。持ち帰って読むものが向きます。
土日祝
通勤の流れがなくなり、観光と買い物の流れに変わります。鳥取砂丘方面などへ向かうバスもここから出ますので、地元の方以外の割合が上がります。
鳥取駅周辺でのサンプリング・街頭配布をご相談ください
立ち位置の扱いを確認したうえで、道路使用許可の手配までお引き受けします。
下見のうえで、実施可能な部数をお出しします。
0120-107-209
受付時間 10:00〜20:00(年中無休)
受け取り率を左右するもの
立てる場所の数が限られます
この駅では、都心のターミナル駅のように出入口ごとに配布員を置くという組み方ができません。部数は通行量ではなく、立てる場所の数と実施時間から積み上げてください。ご希望の部数を先にお聞かせいただければ、それが現実的かどうかを下見のうえでお答えします。
バスを待つ人には渡しやすくなります
この駅で人が立ち止まるのは、バスを待っている時間です。歩いている人より受け取ってもらいやすく、説明が必要な配布物にも向きます。ただし待っている場所は乗降の動線でもありますので、立ち位置には配慮が必要です。
同じ人が毎日通ります
地方都市の中心駅では、通勤・通学で使う人が毎日同じ時間に同じ動線を通ります。連日実施すると同じ方に何度も声をかけることになりますので、日を空けるか、1日で配りきる部数に抑えるのが現実的です。
属性は確認できません
街頭配布では、通りかかった方がどこから来たのかを確認する手段がありません。場所と時間帯で対象に近づけることはできますが、選んで渡すことはできない前提でご検討ください。
当社の対応
サンプリング・街頭配布では、専属のスタッフが現場を指揮し、配布員の配置や声の掛け方を実施中に調整します。道路使用許可については、立ち位置がどの扱いになるかを確認したうえで申請の手配まで対応します。
あわせて、周辺へのポスティングをご提案する場合もあります。鳥取市の世帯に確実に届けたい場合は、町丁目で範囲を切れるポスティングのほうが向くこともあります。
鳥取駅の街頭配布でよくある失敗
バスターミナルの構内を施設の中だと考える
構内道路は鳥取県道43号の一部です。施設の管理者に話を通しただけでは足りず、道路使用許可の対象になります。反対に、警察の許可だけでのりばの前に立つこともできません。
鉄道の利用者数だけで部数を見込む
この駅ではバスの乗降がそれ以上に大きな流れになります。反対に、駅前を通る人がすべて鉄道の利用者だと考えるのも違います。下見で実際に数えてください。
都心の駅と同じ人数を配置する
立てる場所の数が限られます。配布員を増やしても、立てる場所がなければ部数は増えません。
南口で人数を見込む
中心市街地は駅の北側です。南口側の通行量は限られますので、人数を追う場所ではありません。
連日同じ場所で実施する
地方都市の中心駅では、通勤・通学の利用者が毎日同じ動線を通ります。連日の実施は同じ方への繰り返しになり、印象を損ないます。
よくあるご質問
道路使用許可はどこに申請しますか。
鳥取駅のある鳥取市東品治町は鳥取警察署の管内です。ただし庁舎は鳥取市千代水三丁目にあり、駅からは離れています。手数料や標準処理期間は都道府県によって異なりますので、申請前に確認します。当社で立ち位置の扱いを確認したうえで手配します。
バスターミナルの中で配れますか。
構内を走る道路は鳥取県道43号の一部ですので、道路使用許可の対象になります。ただし許可が下りても、のりばの前や乗降の動線をふさぐ立ち方はできません。実際に立てる位置は下見で確認したうえで決めます。
どのくらいの部数を配れますか。
立てる場所の数と実施時間によります。この駅では都心のターミナルのように何か所も同時に配置することはできませんので、部数は控えめに見込んでください。ご希望の部数を先にお聞かせいただければ、下見のうえで現実的な数字をお出しします。
どの時間帯がよいですか。
人数を優先するなら平日の朝、立ち止まってもらいたいなら夕方です。夕方はバスを待つ人が出るため、この駅では滞留が生まれる数少ない時間帯になります。土日は観光と買い物の流れに変わり、地元の方以外の割合が上がります。
実施後はどのような報告がありますか。
配布数と残数、時間帯ごとの状況、現場の写真をまとめてご報告します。反応の様子や断られた理由の傾向もお伝えしますので、次回の立ち位置や時間帯の見直しにお使いいただけます。
まとめ
鳥取駅で街頭配布を計画するときは、鉄道とバスを分けて考えてください。鉄道の1日当たり利用者数は9,208人(2024年度)ですが、駅の北側にある鳥取駅バスターミナルには県東部の路線バス、循環バス、コミュニティバス、高速バス、空港連絡バスが集まります。鳥取市の中心部で最も人が乗り降りする結節点はこちらです。
そして、そのバスターミナルの構内を走る道路は鳥取県道43号鳥取福部線の一部です。施設の中に見えても道路ですので、そこで配るなら道路使用許可の対象になります。申請先は鳥取警察署ですが、庁舎は駅から離れた千代水三丁目にあります。下見と申請は別の日程で見込んでおいてください。
立ち位置は、人数を優先するなら北口の駅前広場周辺です。中心市街地は駅の北側で、若桜街道と智頭街道が北へ伸びています。ただしこの規模の駅では立てる場所の数が限られますので、部数は通行量ではなく、立てる場所の数と実施時間から積み上げてください。下見からご一緒しますので、まずは配布物と対象、ご希望の時期をお聞かせください。
「道路かどうか」が問題になる駅の例として、こちらも参考になります。
▶ 新潟駅のサンプリング|前回の下見がそのまま使えません
▶ サンプリング・街頭配布のサービス内容
鳥取駅周辺のサンプリングは配布スタンダードへ
下見による立ち位置の選定、道路使用許可の確認と手配、当日の現場指揮まで一括で承ります。
配布数と残数、時間帯ごとの状況、現場写真をまとめたレポートをご提出します。小ロットのご相談も歓迎します。
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